【米国株式市場のインカムゲインとキャピタルゲイン】

S&P500の1930年〜2019年の投資リターンのうち、約42%は配当によるものでした。

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1900年から10年単位でみると、

1930年代、1950年代、1980年代、2000年代は投資リターンに対し配当の貢献が高かった一方、

1940年代、1960年代、1970年代、1990年代、2010年代は配当の貢献が小さく、キャピタルゲインが大きな貢献をしました。

1970〜2019年のS&P500の平均配当利回りは2.75%で、

1980年代初めが6%超で最も高かった一方、

2000年のITバブル崩壊前後が1%強と最低で、直近では2%程度になっています。


【S&P500企業と配当】

S&P500企業の1株当たりの配当は緩やかに増加傾向にあります。

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画像はインデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から利益を得る常識的方法


1926年以降大きく減配したのは、大恐慌時代とリーマンショック時の3回のみとなっています。


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過去63年間のデータを見てみると、配当水準が低下した年は6年しかなく、そのうち5%以上低下した年は1年(リーマンショック時の-21%)しかありませんでした。

ITバブルやブラックマンデーが米企業の配当に与えた影響は、株価の下落に比べるとごく小さい物でした。

一方、過去63年間で米国の株価が下落したのは18年あり、平均で約11%、最大で約50%の下落となっています。

下のグラフは1977年以降の米国株式市場のドローダウンを表したものです。

 米国株式市場
 バンガードS&P500インデックスファンド
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株価は配当キャッシュフローの2倍以上も変動していたことがわかります。


【まとめと私の個人的な感想と方針】

配当は株価や投資リターンを構成する重要な要素の一つです。

米国株やS&P500に投資をする方は、上記のような基本的な知識を身に着けておくと良いかと思います。

ただ、配当は投資の要素の一つに過ぎません。

配当の再投資効率の悪さ、自社株買いや企業の利益成長(企業の現金の使い道)に関して等、他の論点に関しては、過去何度かかいているので今回は割愛しますが、

投資の収益は、インカムゲインとキャピタルゲインを合わせ、かつ手数料等を考慮した後の、最終的な手取りのトータルで考えるのが良いと個人的には思っています。

私自身は配当を過大評価も過小評価もすることなく、

時価総額加重のインデックスファンドを通じて、適切かつ出来るだけコストをかけずに、配当(配当を出す企業)にアプローチしていきたいと思っています。

いろいろな考え方があると思いますが、

米国企業と米国企業にとっての配当のメリット・デメリットをよく知り、合理的な投資判断をすることが大切だと思います。


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