【14日 米国株式市場】
ダウ 34,933 +0.13%
ナスダック 14,644 -0.22%
S&P500 4,374 +0.12%
ダウとS&P500は上昇。ナスダックはやや下げるも全体的に小幅な動きとなりました。
小型株指数のラッセル2000は-1.63%と昨日に引き続き主要株価指数よりも大きく下げました。
VXUS(全世界株式除く米)は+0.17%と上昇しています。
米10年債利回りは1.356。前日比-0.059%と低下。
VIX指数も16.29 -0.83と低下し、それぞれ昨日の上昇分を相殺しました。
もし市場が本当にインフレを心配しているのであれば、10年債利回りはおそらく上昇していただろうと思います。
【為替・コモディティー】
ドル円 109.96
NY原油 72.68 -3.4%
NY金 1,827 +1.0%
ビットコイン $32,767 +1.6%
原油価格が下落。ここ数日下げていたビットコインは反発しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
原油価格の低下を受けエネルギーセクターが2.1%下落。
他、素材、資本財、金融、ヘルスケア、一般消費財、通信サービスが小幅にさげました。
一方、不動産セクターと公益セクターは0.5%以上上昇。
テクノロジーと生活必需品が小幅に上昇しました。
【個別株】
〇ビックテックが好調。アップル・アルファベット・マイクロソフトはそれぞれ上場来高値を更新しました。
「アップルはiPhoneの生産を約20%拡大させたい意向だ」とのブルームバーグの報道が好感。
マイクロソフトもウィンドウズをクラウドベースのサービスとして提供すると発表したことが好感されました。
〇ブラックロックは決算を発表を受け-3.06%。
〇アメリカン航空は、+3%上昇。第2四半期のキャッシュフローがコロナウイルス流行以降で初めてプラスになるとの見通しです。
【パウエル議長の議会証言】
パウエル議長の証言は予想通り、
インフレは一時的。労働市場の完全回復は先など概ね普通の内容でした。
興味深い点として、仮想通貨に関する発言がありました。
詳しくは一つ前の維持をご覧下さい。
http://etfsp500.com/archives/27847941.html
インフレは、想定よりも速いペースで上昇したとしながらも、
現在の高インフレは今後数カ月間で和らぐ見通しとして、
「入手されるインフレデータは予想や望ましいとされる水準を上回っているものの、なお(FRBの予想と)合致している」としています。
また、「高インフレが一時的である明確な証拠はないがそうだと信じている」
「我々がやろうとしていることは、既にある程度市場でおり込まれている」としています。
雇用は、最大雇用まではまだ遠いとしつつも、
今後雇用を妨げる要因は解消され、雇用は力強く増えると述べていました。
インフレ率の上昇に直面した時、FRBがどれだけ早く金利政策を変更するかが市場の重要な関心事でしたが、
今回のパウエル議長の証言からはFRBに差し迫った変化がないことが示唆されました。
【まとめ・感想】
市場はパウエル議長の証言を消化しましたが、今日、明日も
15日(木)パウエル議長の証言と7月のNY連銀景況指数。
16日(金)6月の小売売上高、7月のミシガン大学消費者信頼感指数
などの発表があり、決算や経済指標の発表などイベントが続きます。
インフレやFRBへの懸念は、今週乗り切ったからといってどうこうなるものではなく、
今後、数か月~数年かけて、投資家が付き合っていかなくてはいけない問題ですから、
あまりその時、その時の指標やFRBの発表に一喜一憂しないことが大切です。
パウエル議長を始め、優秀かつそれを仕事とし専門とするFRBのメンバーでもわからないことを、
私がわかるわけありません。
わからないことをわかったふりしたり、こうだと決めつけるより、
そのくらいの気持ちでどんと構えて、柔軟に対応した方が、大きな失敗は防げると個人的には思います。
私はいつもどおり、わからないことの存在を許容し、どんと構えて、VOOに投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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