【6月22日 米国株式市場】
ダウ 33,945 +0.20%
ナスダック 14,253 +0.79%
S&P500 4,246 +0.51%
米国株式市場は上昇。ナスダックは最高値を更新。
大型のハイテク銘柄に買いが入りました。
大型のハイテク銘柄に買いが入りました。
小型株のラッセル2000も0.43%上昇しています。
マイクロソフトが時価総額2兆ドルを達成。
アップルに続いて、時価総額2兆ドルを達成した史上2番目の米上場企業となりました。
【為替・債券・コモディティー】
米10年債利回りは1.472%
前日比-0.013%とやや低下しました。
NY原油 73.03ドル -0.5%
NY金 1,777ドル -0.3%
VIX指数 16.70 -1.19
ドル円 110.65 +0.35
原油、金、VIX指数はやや下げました。
【ビットコイン 一時3万ドル割れ】
ビットコインは$32,533 前日比-0.5%
中国人民銀行は、仮想通貨の関連業務を禁じるよう金融機関を呼び出し指導したと発表。
中国での規制強化が懸念され、一時、節目と言われていた3万ドルを割り込みました。
しかし、その後は買い戻され、3.2万ドル台を回復しています。
ビットコインは4月に6万4000ドル超の最高値をつけた後、
不安定な値動きが続き、今年年初並みの水準にまで下げています。
【S&P500マップ】
【セクター】
エネルギー、素材、資本財、一般消費財、テクノロジー、通信サービスが1%前後上昇。
金融、生活必需品、ヘルスケアは小幅に上昇しました。
公益、不動産セクターはやや下げています。
【個別株】
〇クラウドストライク +7.96%
〇モデルナ +6.30%
欧州委員会が追加で1.5億回分のワクチン購入したことが報じられました。
〇3Dシステムズ +27.67%
コルプラント・バイオテクノロジーズと乳房再建治療の共同開発契約を締結しました。
〇ゲームストップ +10.00%
以前発表があったATM方式での500万株の新株発行増資を完了したと発表
〇マイクロビジョン -10.58%
最大1.4億ドルの増資計画を発表。
【パウエル議長の発言】
パウエル議長は下院特別小委員会での証言で、
「物価はいずれ下がる」という一定の確信があるとし、
1970年代型のインフレが見られる可能性は極めて低いと発言。
パウエル議長は下院特別小委員会での証言で、
「物価はいずれ下がる」という一定の確信があるとし、
1970年代型のインフレが見られる可能性は極めて低いと発言。
質疑応答では「FRBは予防的に利上げすることはない」とし、
「不平等を緩和させるためのFRBの最善策は雇用に焦点を当ててること」
「インフレに影響している要因は時間の経過と伴に低下する」と改めて述べてました。
目新しい内容は、特にありませんでしたが、
市場には一定の安心感が広がりました。
株価の反応は冷静で、パウエル議長の発言が報じられた後もやや買いの動きが続きまいた。
【今後の日程】「不平等を緩和させるためのFRBの最善策は雇用に焦点を当ててること」
「インフレに影響している要因は時間の経過と伴に低下する」と改めて述べてました。
目新しい内容は、特にありませんでしたが、
市場には一定の安心感が広がりました。
株価の反応は冷静で、パウエル議長の発言が報じられた後もやや買いの動きが続きまいた。
昨日のパウエル議長の証言は特に問題なく終えましたが、
今後もインフレへの懸念は継続しますし、
緩和政策の縮小、金利正常化に向けて数多くのイベントが待ち構えています。
<今後の主な日程>
7/2 雇用統計
7/27- FOMC
8/6 雇用統計
8/26 ジャクソンホール
9/2 雇用統計
9/21- FOMC
10/8 雇用統計
秋 次期FRB議長指名
11/2- FOMC
11/5 雇用統計
12/3 雇用統計
12/14- FOMC
1/25- FOMC
2/5 パウエル議長任期
これらの結果や市場の反応を予想し、利益を上げようという考え方もあると思います。
ただ、私はVOOに投資をしていますので、
これらに付き合って、
予想当てゲームに参加したり、消耗したりすることなく、
イベントは基本的に全て無視をして、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。
【最後に】
インフレやFRBへの懸念、バリュー/グロースローテーションなどを受け、今年の市場は難しいという声も聞かれます。
しかし、VTIやVOOなどベンチマークに連動するETFは、年初来で+15%以上のリターンを残しており、
5月は59%の銘柄がS&P500指数を上回っていました。
市場全体をみても、個別株を見ても、今年はこれまで比較的儲けやすい相場たったという事がわかります。
コロナショック以前を振り返ってみても、
米中貿易問題、ブリグジット、利上げ、独占禁止法など
市場は、常に何かしらの懸念や問題を抱えたまま今日まで成長してきました。
今のインフレやFRBへの懸念のなか進んでいく市場も、ある意味通常の状態だと個人的には感じています。
リーマンショックやバーナンキの発言が過去の歴史になってきたように、
今日の懸念や問題も、将来振り返ってみれば
「ああ、そんなこともあったね」くらいになっていると思います。
長期投資家にとっては所詮は通過点。
市場やイベントの結果に、一喜一憂せず、規律を守り、今後も投資を続けていきましょう。
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