「リスクとリターンのトレードオフ」

市場の状態が正常の間は、

通常あらゆる金融投資のリスクとリターンの間に

正の関係が存在します。


わかりやすくいうと、

「低リスク・低リターン」「高リスク・高リターン」と言った感じです。


ところが、金融危機など、

市場が極端な脅威に直面した時、

投資家の集団は一斉に非合理的な行動を取ることがあります。


例えば、金融危機の際、

パニック売りが株価を押し下げ、

逆に、安全資産の需要は高まり価格を押し上げ、

リスクとリターンの正の関係が、

一時的に成り立たなくなることがあります。

このような時は、

リスクを取っている投資家ほどリターンではなく罰を受ける事になります。



【米国株式市場は二重人格である】

今回、米国株投資初心者に伝えたいのは、

過去米国株式市場は2重人格であったという事です。

S&P500の最も上昇した20日と下落した20日(1979~2019・ドルベース)
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少し見ずらいかもですが、灰色の棒の上下の幅に注目してみて下さい。

幅が小さく安定している時期と、

大きく上下に振れている時期、

二つの時期があることがわかります。


米国市場は、ボラティリティが高い時期と

ボラティリティが低く、安定している時期(ある意味では退屈な時期)に分かれています。


80年や100年平均で見ると、

こうした市場の周期の影響は無視できますが、

実際に80年や100年投資ができる投資家はそうはいません。

普通の人の資産形成の過程においては、

こういった周期の影響を多かれ、少なかれ受ける事になります。


この米国株式市場の二面性を忘れてまったり、

どちらか一方の市場しか知らず、

その状態がずっと続くという間違った認識を持ってしまうと、

市場環境が変わった時にやられる恐れがあります。

『あまりに高すぎる』レバレッジがやられる局面の一つがこの急な変化の時です。


こちらの図などがよりわかりやすいかもしれません。
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マンデルブロより

ほとんどの期間において、

市場は平穏な日々が続きますが、

市場は時々大幅れします。


【長期投資のために短期で死ぬな】

過去、米国株式市場は長期的な視点で見た場合右肩上がりで成長してきました。

複利を活かすためにも長期的に投資を続けることは重要です。

でも、そのためには、

まず、なによりも短期で死なないようにしないといけません。


投資の世界には、

「市場は私達が破産しないでいられるよりもずっと長く、非合理的な動きをする可能性もある」

という言葉もあります。

私達は市場の周期そのものをコントロールすることはできません。

あなたが最もお金が必要な時期に、

市場がパニックに陥っている可能性があります。

自分のできる範囲で、この市場の二面性と上手く付き合っていく必要があります。


初心者にとって最も簡単かつ重要なのは、

生活防衛費を含む無リスク資産とリスク資産のバランスでしょう。

特に初心者の方は、十分な安全域を保つことが大切だと私は思います。

自身のメンタル的な「リスク選好度」と

自身の生活環境(投資環境)や定量化できる「リスク許容度」の双方において

十分に余裕を持って考えることが大切だと思います。


『まとめ』

米国株式市場は二重人格的な側面があるので気をつけましょう。

長期投資のために、短期で死なない事が大切です。


いつもありがとうございます。

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