【6月14日 米国株式市場】

ダウ    34,393  -0.25%
ナスダック 14,174  +0.74%
S&P500     4,255  +0.18%

S&P500とナスダックが市場最高値を更新。

小型株のラッセル2000は-0.41%と下げました。

15・16日にFOMCを控え、売買高は少なくなっています。

10年債利回りは1.499%。前日比+0.037%と上昇しました。

ビットコインは$39,773ドル(2.1%)上昇。イーロンマスク氏の発言もあり2週間ぶりに一時4万ドル台にまで上昇しました。

原油(WTI原油先物)は71.19(+0.39%)と小幅に上昇。

NY金は1,865(-0.8%)とやや下落。VIX指数は16.39と上昇しています。


【14日のS&P500のチャート】
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S&P500は一日下降傾向にありましたが、ラスト10分で上昇しました。


【S&P500マップ】

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【セクター】

S&P500採用銘柄の騰落比率は1対3と多くの銘柄が下げる中、

影響力の大きいビックテック企業の上昇が指数を牽引し、S&P500やNasdaqが最高値を更新しました。

金融と素材セクターが大きく下げ、工業、生活必需品、一般消費財、資本財も小幅に下げました。

情報技術や通信が大きく上昇。j不動産、ヘルスケア、公共事業も小幅に上昇しました。


【個別株】

〇ローズタウン・モーターズ -18.84%

CEOとCFOの辞任が同時に発表されました。

個別株の怖さを感じます。

〇JPモルガンのダイモンCEOは、4~6月期のトレーディング収入が前年同期比38%減のと、従来の予想よりも大幅な落ち込みになることを示唆しました。

ブルームバーグのまとめたアナリスト予想は平均65億ドルですが、ダイモン氏は60億ドルをわずかに上回る程度になると予想し、今年通期の純金利収入見通しについても従来の予想550億ドルから525億ドルに引き下げました。

この発言後、一時JPモルガンは約2%程下げました。



【インフレについて有識者の意見】

グロービート・インベストメンツのトム・マーティン氏は、

「夏に入り、インフレや連邦政府、景気刺激策に対する不確実性が高まるにつれ、人々は賭けを避けるようになるでしょう」と述べています。

物資需要の高まりにより、米国では食料品から自動車、家庭用品に至るまで、多くのもののコストが上昇しています。また、輸送コストも上昇しており、価格上昇に拍車をかけています。

FRBは、景気回復に伴うインフレ率の上昇は一時的なものだと主張しています。

しかし、インフレに対する不確実性から、市場ではより安全なバリュー・ホールドと考えられる銘柄と、より急激な成長が期待できる銘柄との間で、多くの意見が交わされています。

私はVOOで両方にエクスポージャーを取っていきたいと思います。

【まとめ】

S&P500は金曜日に続き史上最高値を更新しました。

S&P500指数は3週連続で上昇していますが、FOMC次第で風向きがどうなるかわかりません。

投資家は、景気回復の動向やインフレが一時的なもので終わるのか。FRBがどう動くかなどを見極めようと様子見をしているため、ここ数日売買高は少なくなっています。

FOMCは短~中期的な動きを重視する戦略をとる投資家にとっては重要なイベントですが、

S&P500などに長期投資をする方は特に気にする必要はないかと思います。

【S&P500のチャート】
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2013年のバーナンキショック(発言)の時も、2014年のテーパリング開始された際も、市場は多少動揺しましたが、長期でみればもうこんな感じです。

前回のテーパリング開始時や匂わせ発言の際も株価は下げましたが、下げたといってもせいぜい数か月前の水準に戻る程度でした。

もちろん、今回もそうなるとは限りませんが、

S&P500やVTI、全世界株式等に投資をする投資家は、

FOMCで一時的に市場が動揺したとしても、慌てずに航路を守る事が大切だと思います。


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