【2021年5月の米国の各セクターについて】

本題に入る前に、

まずは、先月の米国株式市場の各セクターの動きを簡単におさらいしようと思います。

21年5月の米国市場は、11セクター中7セクターが上昇。

セクター間のリターンのばらつきは4月よりも拡大しました。

パォーマンスが最もよかったセクターはエネルギーで5.53%上昇。

最低のセクターは情報技術セクターで1.21%下落でした。

騰落率の差は6.74%となり(過去1年間の平均は 7.89%)4月の 5.53%から拡大しました。



【過去1年のセクター毎のリターン】

それでは、過去一年間の各セクターのリターンの変化を見ていきたいと思います。

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@LizAnnSondersより引用

画像が見にくい方はクリックして頂けると拡大できます。日付が末日のものでないので注意。

【補足】各セクターを日本語で表すとこんな感じです。
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【感想 勝ち組セクターを当て続けるのは難しい】

5月21日時点からみて、

過去一年で最もリターンの高かったセクターは、金融セクターで62.6%のリターンとなりました。

次いで、素材57.1%。資本財55.5%。通信サービス42.3%。情報技術41.2%。

そして、S&P500が+38.1%と続きました。

また月ごとのリターンをよく見ていくと、S&P500を上回る勝ち組セクターと下回る負け組セクターが、頻繁かつランダムに入れ替わっていることがわかります。

正直、この表をみて、次の一年の各セクターのリターンの推移や、

勝ち組セクター、負け組セクターを当てるのは容易ではないと思います。

実際、金利、インフレ、景気、原油価格、バリュエーション、政治、為替、外交、環境など、数え切れないほどの多くの変数が作用し合っており、

短期的にも、長期的にも、勝ち組セクターを正確に予測し続けるのは難しいと私は思っています。


【初心者あるある】

初心者の方では、個別株投資で良さげな気になる企業を集めていたら、特定のセクターの比重が高くなっちゃった。というケースもあるかもしれません。

意図して加重しているならいいのですが、意図せず結果的にそうなってしまった場合は少し注意が必要です。

気づかぬうちにPF内で大きな比率となったセクターが、数年前のエネルギーセクターのように数年間も低迷し続けたら結構つらいかもしれません。

最初は好きな銘柄を集めたくなるものですが、各セクターの相関や比率なども学び、PF全体のバランスを考えることも大切だと思います。



【私自身はS&P500を利用して対応します】

セクターの入れ替わりは、いつ、どのように起こるかわかりません。

数か月で急に進む時もあれば、数年かけてゆっくりと入れ替わる事もあります。

原油価格や米中貿易問題、利上げのように、外的要因によって突然流れが変わるすることもあるでしょう。

勝ち組セクターを予想して投資するというのも、もちろん良い投資戦略だと思いますが、

私は自身の投資期間において、どのセクターがS&P500を上回るか。

どのタイミングでどうローテーションするか等がわからないので、

これからもS&P500ETF(VOO)を用いて、時価総額加重で市場全体に投資を続けていきたいと思います。

市場全体に時価総額加重で投資をするのあれば、勝ち組セクターの比率が勝手に大きくなり、負け組セクターの比率が勝手に小さくなりますし、

いつどのような変化が起きても、そこそこ上手く、自動的に対応することが可能となります。

そして、一番大きいのは、セクターローテーションに対して、コストをほとんどかけることなく対応することが可能という点です。

私はこれらの低コストのS&P500インデックスファンドの利点を用いて、米国株式市場内のセクターローテーションに対応しつつ、投資を続けていきたいと思います。



【最後に】

もちろん、他にも良い投資戦略はあると思います。

よく、誤解されますが、

私は決してアクティブ投資を悪いとは思っていませんし、一切否定するつもりもありません。

ただ、「アクティブ運用においてもコストを考慮することは大切だ」とは思います。

私自身はS&P500に投資をしていますが、それを強制するつもりもありません。

何が言いたかったかと言えば、

読者の皆様それぞれの投資戦略に、

先程のセクターローテーションの表をお役立ていただければ幸いかと思います。


いつもありがとうございます。

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