【コストの影響】

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コストは投資家が手にする実際のリターンを押し下げます。

たった、1%の差でも長期的には大きな差となってあらわれます。

複利はコストにも効いてきます。

もちろん、コストが投資の全てではありませんが、

コストは投資において重要な要素の一つとなります。


【米国のファンドの手数料は低下傾向】

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1996年以降、米国ではアクティブ、パッシブに関わらず、

ファンドの経費率は低下傾向が続いています。

ETFに関しては更に低い水準で推移しています。

(画像が見にくい方はクリックして頂けると拡大できます)


【日本でも信託報酬の低下の傾向】

投資を続けている方はよくご存知かもしれませんが、

近年では、日本でも同様の傾向がみられます。

金融庁のデータによると、

2013年度末の全ての投資信託の信託報酬の平均は1.48%でしたが、

2019年度末時点では平均1.27%となっており、

6年連続で前年度比で信託報酬は低くなっていました。

投資家としてはありがたい限りです。

金融庁や各運用会社の努力には本当に頭が下がります。



【投資信託の平均販売手数料率の推移】

しかし、その一方で、

実は大手証券等5社の販売手数料はここ数年上昇しています。

銀行は良い感じです。

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投資信託の平均販売手数料率の推移
(金融庁:令和2年7月3日、投資信託等の販売会社による顧客本位の業務運営モニタリング結果について)


【5月の投信の販売ランキング】

21年5月の投信の販売ランキングでも

販売手数料が高い商品が売れてる傾向があります。


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日経新聞より引用


【2020年純資金流入上位5ファンド】
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https://gendai.ismedia.jp/articles/-/83670?imp=0より


とまあ、こんな感じで、

販売手数料が2~3%と高い投資信託が未だ売れている現状もあります。

2020年純資金流入上位5ファンドでは、新規設定されたファンドが1位と2位にランキングされています。

こうして生まれるファンドの何本が10年後も生き残っているのでしょう。

まあ、いずれにしても、

ネット証券の販売金額や積立設定ランキングとは大きく異なる内容となっていることがわかります。


【SBI証券の5月の販売金額ランキング】
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もちろん「ネット証券のランキングが正しい」なんていうつもりは毛頭ありません。

ですが、未だに、大手証券や対面では、自分達が売りたい商品や、

話題や新しいファンドなどの売りやすい(乗り換えを促しやすい)商品。

つまりは、顧客にとって「良いファンドかどうか」ではなく、

「証券会社や販売会社に都合の良いファンド」に資金が集まっているように感じます。

まあ、ここは個人の印象ですが、 

少なくとも、販売手数料は増加傾向にあります。

投資家の手にするリターンや投資商品の良し悪しは、

マーケティング、広告、営業トーク等で決まるわけではありません。



【誤解なく伝わりますように】

こういう話をすると、

また、勝手な印象だけで「りんりは○○だ」と決めつけ(笑)

なぜか私が言ってないことや全く思ってもないことに対して、明後日の方向から、指摘、反論、攻撃、自論を展開されることがあります(笑)

例)「アクティブファンドにも良いファンドはある」←いや、そもそも私はアクティブ運用を否定していない。

例②)「金融リテラシーの低い人を馬鹿にしている」←思ってないし、一言も言っていない。

と言った感じですね。

逆に、その相手の方の「勝手な反論」と私の意見はそもそも似ていて、

最初から争う必要がないのではと思う事もたびたびにあります(笑)。

勝手に脳内補完をして、「仮想りんり」という藁人形を作りあげ、それに対して一生懸命釘を打ち付てくる方もいるのですが、

私自身は、自分の言ってもないことにまで、イチイチ反論や弁明する意味がら正直よくわからないので(笑)

国語の授業の「筆者の最も言いたい」ことは何か。とか「要点」は何かといった授業を思い出して頂ければと思います,


【まとめ】

ほんじゃ、今回言いたかったことは何なのか。

それはこんな感じの些細な事です。


「投資は自己責任」とよく言います。

私はこの考えはある意味で本当に正しいと思います。

ただ、同意はできるものの、

その一方で、自己責任の名の元、いろいろな事(あまり良くない事まで)が正当化される現状もなんだかなあとも思っています。

私は正直、投資や資産運用について、よく知らない人や理解や知識の足りない人が、不幸になる姿を見るはあまり好きではありません。

なので「投資派自己責任だ。知らない方が悪い」に対して、

→「なら知らない人をなくせばいいじゃない」と私は考えています。


このブログで私が言いたかったことは、

とりたてて、特に何か強い主張があるとかではなく、

上記のような数字をただ多くの人に知ってほしい。

今は、ただ、それだけの事だったりもします。

私は投資に関しては頗る現実主義者ですが、

社会や人類の未来に関しては割と楽観主義者で、
 
みんなが豊かで幸せになれる未来が来ればいいなと割と本気で思っています。

まあ、今後も、こんな記事少し恥ずかしい記事をたまには書いていきたいと思いますので、

どうか今後とも仲良くして頂ければ嬉しいです。

いつもありがとうございます。

ちょっとだけ勉強になった。知らなかった。

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