2021年の「ほったらかし投資術」
2021年5月26日、
楽天証券のトウシル、本音の投資教室にて、
山崎元氏の著した2021年の「ほったらかし投資術」という記事が掲載されていました。
記事は、山崎先生の著書を読んだことがある方なら、
一度は耳にしたことが内容だと思いますが、
全体的に味わい深い内容でしたが、
個人的には以下の4点が特におもしろいなと感じました。
〇①のリターンの連動性が高まっていて、分散投資の効果が小さくなっているという話
例えば、以下の3つの選択肢は、大きな差がないし、どれがいいとも決めがたい。(A)外国株式50%+国内株式50%(B)外国株式60%+国内株式40%(C)先進国株式40%+新興国株式10%+国内株式50%(D)全世界株式(含む日本)100%
〇②のリスク資産への配分の決め方
(人に尋ねられた時は本文の真似をして答えようと決めました(笑))
〇市場効率的仮説の行の市場の価格形成機能の話
〇最後の「インフレ+高金利」といった世の中にでもならない限り、今の方法が将来も「そこそこ以上に」有効という行。
【日本株について】
あとは山崎先生のファンの方ならお馴染みかと思いますが、
なぜ国内株に多めに配分するかの行などは、
特に最近投資を始めた方や、米国株のみに集中投資をしている方にとっては新鮮な考え方ではないのかなと思います。
私は米国株投資家の中では異端かもしれませんが、理屈の上では日本株にも投資をすべきだと思っています。
理由は過去記事をご覧下さい。
http://etfsp500.com/archives/26879738.html
というか、そもそも私は国際分散派ですしね(笑)。
【S&P500/米国株100%は否定的】
米国株100%(例えばS&P500のインデックスファンド100%)でも、米国の多国籍企業は世界でビジネスを展開しているので、いいのではないか、という意見があるが、これには賛成しない。
同感です。これでは企業の収益源は分散できているかもしれませんが、
異なる相関を持つ資産が、別々の動きをする事によってリスクが抑えられる「分散効果」が十分に得られない。と私は考えています。
賛成です。
過去長い期間米国の株式と経済が好調なのは確かだが、これが将来も続くと確信できるほどの材料はないし、原則論として、分散投資の機会は広い方がいい。
また、米国の年金基金などの機関投資家が、過去の「米国株+米国債」ほぼ100%から、国際分散投資を拡大してきた歴史がある。
わかります。
ここらへんに関しては私も過去記事にて、何度かほとんど同じような内容を書いているので、
当ブログを読んで頂いている方はよくわかると思います。
例えばこんな感じ「http://etfsp500.com/archives/26968360.html」
個人的には、変に意固地になることなく、
広い視点と知識を持ち、
特に米国株やS&P500に集中投資をしている人ほど、こういう批判に耳を良く傾けることが大切だと思います。
このようなのごく当たり前で一般的、基本的な考え方を、あえて無視して集中投資をする意味、合理性を良く考える必要があると思います。
いつもありがとうございます。
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