【ブラックロックの各資産の見通し】

ブラックロック社は、

2021年のGLOBAL OUTLOOKを示した、

「A new investment order」というレポートを公開しました。

ブラックロックは2021年の投資テーマに、

①ニューノミナル(名目金利の新時代とインフレ) 
②グローバル化の再構築
③急加速する構造転換

の3点をあげており、

同レポートには、

期待インフレ率の上昇、米国債利回りの上昇を考慮した、

資産クラス別の見通しなどが記されています。



【株式はオーバーウェイト】

例えば株式はこんな感じ

00

「戦略的」は長期。

「戦術的」は2021年3月時点から6~12か月の見通しとなっています。


各地域ごとの株式の「戦術的」見通しをみると、

米国や新興国、日本を除くアジア株式は+1のオーバーウェイト

ユーロ圏の株式は中立、日本はー1。


ファクターごとでは、

バリューとモメンタムは中立

低ボラティリティがー1。

サイズ(米小型株)とクオリティが+1となっています。

個人的には、ROICが高い企業が好きなので、クオリティーファクターが好きだったりもします。



【まとめ・感想】

資産クラス毎のウェイトの他にも、

GLOBAL OUTLOOKや財政対応に関する議論など

ブラックロック社の見解が載っているので、

気になった方は是非全文も見てみて下さい。

A new investment order


個人的には「うーん」とおもうような点もありますが、

「グローバル化の再構築」や、地域間や所得層間での「回復のバラツキ」といった気になっていたテーマも指摘されていました。

ブラックロック・ジャパンの取締役である福島毅氏は、

昨年12月にモーニングスターのインタビューにて、

「ポートフォリオ配分の根本的な見直しを早期に始める必要がある」と発言しています。

アクティブ戦略や動的なPF戦略を採用される方は参考にしてみて下さい。


私自身は市場の見通しに合わせて動的にアプローチする戦略を採用していないので、

現状の資産配分とPFのままこれからも長期的に投資を続けていきたいと思います。


いつもありがとうございます。


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