【コロナショックの教訓】

コロナショックは、

長期投資家に2つの重要な教訓を残しました。

①市場が暴落したときに慌てて株を売らないこと。

②株式市場が回復にかかる時間を予測することは非常に困難だということ。

今回はこの2点について、話をしていきたいと思います。


【米国株式市場に居続けるという事】

米国株式市場は過去150年間で、18回のベアマーケット(弱気相場)を経験してきました。

平均すると約8年に1度くらい頻度で発生しています。

しかし、1870年に米国株式市場に1ドル投資して配当を再投資した場合、

2021年2月末時点のリターンは22,580ドルとなりました。(ドルベース・インフレ調整後)

困難な時期でも市場にとどまり、嵐を耐え忍んだ投資家は報われてきました。

(ただ、これは生存者バイアスである可能性があります。)


米国株式市場やS&P500などに長期投資をするのであれば、

株価の下落や市場の先行きの予測に負けることなく、

市場に居続けることが大切だと私は思います。




【回復までの時間はわからない】

下のグラフは、米国の株価指数が下落後、最高値を回復するまでの期間を表したものです。

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モーニングスターより引用

チャートを見ると、株価がピークを下回った時期(ピンクの範囲)の長さや深さはまちまちで、

下落後、最高値を更新できない期間がどのくらい続くかはわからない

という事がわかります。


【私の勝手な心配】

私は、他の投資家の方の事は全く気にしていませんし、

投資を広めようとか、そういう類の事を思っていわけではありません。

ただ、個人的に、コロナショック前後にS&P500などに投資を始めた方に対して、

本当に余計なお世話なのですが、

勝手に心配していることがあります。

それは「暴落の後、市場はすぐに回復するもの」

そして「米国株式市場は『常に』右肩上がりだ」と誤解していないかという事です。



【1929年、大恐慌の話】

例えば、1929年市場は約4年にも渡って下げ続け、

ちょっと反発・上昇して「そこが底だ」と思って買い増しても、

その後、更に何年も下がり続けるという事ありました。


「大恐慌時のダウ 1930年6月まで」
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「反発かと思った?残念 1932年9月まで」
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画像引用https://zai.diamond.jp/articles/-/338628


これは決して大昔の話というわけではなく、

ITバブルやリーマンショックでも、ここまでひどくはないものの、

何年にも渡って市場が下落している中、似たようなことは起こりました。

1929の大恐慌や失われた10年(ITバブル~リーマンショック)時は、

下落が始まってから株価が最高値を更新するまでに、10年以上の時間が必要となりました。

そして、その間、一部の投資家はパニックに陥ったり、我慢ができなくなり、結局保有株を売却しました。


【まとめ】

今回紹介した150年のチャートは、投資家に、

「過去、米国株式市場は長期的には右肩上がりだった」

という希望の他に、もう一つ大切な事を伝えています。

それは、全ての暴落の規模(下落幅)と期間は予測できないこと。

つまり、いつが「ピーク」でいつが「底」なのかは誰にもわからないということです。

過去と全く同じ暴落はありません。

コロナショックのように短い期間に暴落しすぐ回復するパターンもあります。

しかし、過去そうでないパターンもたくさんありました。


100年に1度とも言われたコロナショックを経験し、乗り越えた投資家の方は本当に素晴らしい投資家の方だと思います。

ただ、初心者の方はその経験から間違った教訓を学ばないように注意が必要です。

米国株式市場はすぐに回復しない時もあれば、右肩上がり期間だけではない。

何年にもわたって最高値を更新しない事がある。という事を忘れないようにしましょう。

でも、あらかじめ自身のリスク許容度の範囲内で投資をしている方であれば何も心配はいりません。

コロナショックを乗り越えてきた皆様なら、きっとまた乗り得られると私は信じています。

もし、これから何年か先、困難な時期が訪れても、お互い負けずに頑張っていきましょう。


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