「ベンチマークを上回るのが難しい」

過去5年で、75.27%の米大型株ファンドが、

ベンチマークであるS&P500を下回ってきました。

参考「S&P500をアウトパフォーマンスできた米国大型株ファンドの割合」

1年 39.67%
3年 30.29%
5年 24.73%

2020年12月31日時点

期間が長くなればなるほど、

S&P500指数のような市場のベンチマークを上回る事が難しくなります。



【インデックス投資を正しく行う難しさ】

「米国株投資をするならS&P500やVTIに投資をすればよい」

という言葉を、ここ数年で多くの方が使うようになりました。

もちろん、私もそう思います。


ただ、一言で「S&P500やVTIなどに投資をすればよい」といっても、

実際にこれらに投資をする際は、

いくつか注意が必要なこと、気をつけるべきことがあります。


例えば、このグラフ。
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モーニングスターのデータを基にバンガードが調査した所によると、

2017年12月31日までの10年間、

全てのカテゴリーで、「投資家が実際に得たリターン」は「時価総額加重のファンドのリターン」を下回っていたことがわかっています。


【非合理的な投資家の行動】

多くの投資家は、「株式市場のパフォーマンス(株価)」に影響されて行動を起こします。

市場のキャッシュフローは合理的ではなく、

恐怖や貪欲といった感情的な反応を反映していることは過去の研究からもわかっています。


また、最近のパフォーマンスの高さを宣伝するファンドや広告によっても、

投資家は非合理的な行動を起こすことがあります。

「 過去のパフォーマンスは将来の結果を保証するものではありません」

という注意書きがあるにもかかわらず、

投資家は過去のリターンを、

あたかもそのまま将来引き継ぐことができるかのように、

最近の優れたパフォーマンスを宣伝する広告や戦略に心を動かされます。

このようなパフォーマンスを追いかける行動は、

上手く行く時もあるものの、大抵は長期的なリターンに悪影響を及ぼします。

というのも、

通常このようなキャッシュフローは、リターンの上昇に「先行」するのではなく、

むしろ後追い(高値になってから)で引き寄せられる傾向があるからです。

また、動けば動くほどコストは確実に増加します。


長くなりましたが、

S&P500やVTIなどに投資をする場合でも、

よく感情をコントロールし、規律と合理性を保ち、

そのファンドの本来持っている力(リターン)を100%しっかりと得られるよう努めることが大切です。

自らの手で、自分が将来得られるリターンを押し下げてはいけません。



「最後に」

最後に少し雑談を。

私は、人生は資産配分の「最適化」問題だと思っています。

時間、体力、思考力、労力、精神力、能力、資金といった

自分の「限りある」あらゆる資産を、

自分や周囲の幸せのため、

あるいは自身の目標や理想を達成するために、

どう効率良く、合理的に配分するか、最適化していくかが大切だと思います。

これは、個人の人生に限らず、企業や国家もそうだと思います。


そういう意味で、

人生全体を考えた時、

私は、投資に割く労力や時間をできる限り最小化し、

できる限り、効率良く株式市場の生む利益の恩恵を受けたいと考えています。

だから私は、これからもVOOに投資を続けていきたいと思います。


いつもありがとうございます