ファイザーのワクチンについて

世界の株式市場は、ファイザーの新型コロナウイルス感染症ワクチンの臨床試験(治験)で感染を防ぐ有効率が90%を超えたとの発表をうけ急上昇しました。

この治験は11月中に終了する見通しです。特効薬ではなくあくまでワクチンという事を忘れないようにしましょう。

発表によると、現時点で安全性を巡る重大な懸念はなく、今月中にもワクチンの緊急使用に関する米当局の承認を求める見通しとのことです。

リリース及び世界中に広く普及して、実際に経済に影響を与えるまでにはまだ時間がかかります。

また、今回発表されたデータは、査読を受けていない他、医学誌にも掲載されていない。報道発表のみのものだとの指摘もあります。


米10年債と原油価格

ワクチンのニュースを受けて、

米国10年物国債利回りは発表前の0.81%から0.93%へと急上昇。

主要金利は3月以来の高水準に達しました。

米国の原油も一時8.3%上昇しました。

これを受けシェブロン(+11.6%)など、石油関連銘柄が上昇しました。



米国株・個別銘柄

また、ワクチンが普及すれば、人々がコロナウィルスの発生前のように、安心して外出やリスクの高い行動をとることができるようになるとの期待から、

カーニバル(クルーズ客船会)+39.29%
ディズニー         +11.9%

といった銘柄が特に上昇しました。

「参考」カーニバルの株価。
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とはいえ、カーニバルはコロナウィルス発生前の株価の50%にも届いていません。

また、割安だったバリュー銘柄の多くが上昇しました。

一方で、Nasdaqの上昇率はイマイチでした。

また、ズームビデオ(ー17.37%)を始め、これまで市場を牽引してきた(割高だった)巣ごもり銘柄や一部のハイテク・グロース銘柄は下落しました。

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市場は割高?ワクチンで支援策打ち止めも

コロナウイルスのワクチンの有効性が約束されたとしても、

ワクチンでコロナ流行が終息すれば、FRB等による支援策が徐々に打ち止めになる可能性に高く、株価上昇を支えてきた要因が失われる可能性があります。

「参考」
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ガイトナー回顧録 ―金融危機の真相より引用。

リーマンショックの時も、FRBや米財務省は異例の金融緩和を行いましたが、長期ではありませんでした。

その他

〇大統領選挙については終わりが見えてきました。

〇コロナウイルスの感染者数は、欧州と米国の多くの地域で増加し続けています。

欧州の一部では政府が企業に対する規制を復活させたほどです。米国では、月曜日にコロナウイルスの確認症例数が1,000万人を超え世界最高となりました。

〇米国の証券会社で技術的なトラブルがあり、一時株の売買ができなくなったり、証券会社にログインできなくなったりしました。

〇トランプ政権の下で構築された貿易緊張が緩和されるとの期待の中で、欧州の株式市場は4%以上の上昇となりました。



感想

市場の急上昇する日を逃してはいけない。

市場はいつ上昇するかはわからない。

市場に居続けることが大切


といった教訓がよくわかる一日だったのではないでしょうか?

参考 過去記事 S&P500とマーケットタイミング・リスクについて


私は良いニュースが出た時も、株価が上昇した時も

一喜一憂することなく、現実主義として

今まで通り、規律ある投資と資産配分を維持しながら

自分のできる事に集中し、

ごく普通の、当たり前の投資を続けていきたいと思います。


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