11月5日 米国株式市場
ダウ +1.34%
S&P500 +2.20%
Nasdaq +3.85%
米国株式市場主要三指数は上昇しました。
AP通信によると、市場は民主党と共和党に分かれたままの同国の政治支配の利点に注目していたため、今回の上昇に至ったと報じています。
この点は、広瀬隆雄氏も以前動画にて指摘していました。
当の広瀬氏は今朝のツイートで、
としています。
〇10年債利回り

https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yieldより引用。
昨日、0.93%から0.77%まで大きく下がりました。
〇「ブルー・ウェーブ(民主党の圧勝)」
バイデン氏が勝利し、民主党が上院を制覇する「ブルーウェーブ」が起これば、大規模な経済対策が打ち出されるとの期待が高まっていました。
しかし、一方では、それを懸念する声もまたありました。
「ブルー・ウェーブ(民主党の圧勝)」に関しては今朝ロイターも記事にしています。
「ブルーウェーブ」幻に、米大統領選後に政治膠着化も
〇欧州
英 FTSE +1.57%
独 DAX +1.95%
仏 CAC +2.44%
〇アジア
日経 +1.72%
香港 -0.21%
上海 +0.19%
〇S&P500マップ

〇各セクター
セクター毎で見てみると
ヘルスケアセクター +4.28%
テクノロジー +3.94%
一般消費財・サービス +2.13%
が大きく上昇。
一方、金融(-0.85%)公益(-0.77%)素材(-0.79%)はマイナスとなりました。
建設資材を製造している企業や、民主党政権下での大型インフラ計画の恩恵を受けた可能性のある企業が下落しました。
〇個別銘柄
マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、グーグルなどは5%前後上昇しました。
これらの銘柄は、日常生活の多くがオンラインでシフトしてきたように、
パンデミック下でも利益を成長させることができる、安全な賭けとして見られています。
今後も選挙の結果に左右されたり、大きな景気刺激策も必要とせずに、成長を続ける可能性が高いと見られています。
UberとLyftは、両社とも8%以上急騰しました。
カリフォルニア州の投票で、運転手を正社員ではなく契約社員として分類し、ビジネスモデルを維持することを認める票を獲得した事が要因です。
「経済指標」
〇米ISM非製造業指数
まとめ・感想
勝者が確定するまでには数日かかるかもしれず、
投資家は、その間の市場の急激な変動に備える(心構えしておく)必要があります。
ただ、政府が分裂しても問題ないと思いますし、
米国はこれに対処できると思います。
実は、市場は政策面で大きな変化は期待していないのかもしれません。
ダウ +1.34%
S&P500 +2.20%
Nasdaq +3.85%
米国株式市場主要三指数は上昇しました。
AP通信によると、市場は民主党と共和党に分かれたままの同国の政治支配の利点に注目していたため、今回の上昇に至ったと報じています。
この点は、広瀬隆雄氏も以前動画にて指摘していました。
当の広瀬氏は今朝のツイートで、
じっちゃま@hirosetakao
マーケット? 騰がった理由は金利さ。10年債利回りが0.93%→0.77%まで急低下(債券価格は上昇)した。いわゆる「ブルー・ウェーブ」のリスクが去ったから。
2020/11/05 06:40:55
としています。
〇10年債利回り

https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yieldより引用。
昨日、0.93%から0.77%まで大きく下がりました。
〇「ブルー・ウェーブ(民主党の圧勝)」
バイデン氏が勝利し、民主党が上院を制覇する「ブルーウェーブ」が起これば、大規模な経済対策が打ち出されるとの期待が高まっていました。
しかし、一方では、それを懸念する声もまたありました。
「ブルー・ウェーブ(民主党の圧勝)」に関しては今朝ロイターも記事にしています。
「ブルーウェーブ」幻に、米大統領選後に政治膠着化も
〇欧州
英 FTSE +1.57%
独 DAX +1.95%
仏 CAC +2.44%
〇アジア
日経 +1.72%
香港 -0.21%
上海 +0.19%
〇S&P500マップ

〇各セクター
セクター毎で見てみると
ヘルスケアセクター +4.28%
テクノロジー +3.94%
一般消費財・サービス +2.13%
が大きく上昇。
一方、金融(-0.85%)公益(-0.77%)素材(-0.79%)はマイナスとなりました。
建設資材を製造している企業や、民主党政権下での大型インフラ計画の恩恵を受けた可能性のある企業が下落しました。
〇個別銘柄
マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、グーグルなどは5%前後上昇しました。
これらの銘柄は、日常生活の多くがオンラインでシフトしてきたように、
パンデミック下でも利益を成長させることができる、安全な賭けとして見られています。
今後も選挙の結果に左右されたり、大きな景気刺激策も必要とせずに、成長を続ける可能性が高いと見られています。
UberとLyftは、両社とも8%以上急騰しました。
カリフォルニア州の投票で、運転手を正社員ではなく契約社員として分類し、ビジネスモデルを維持することを認める票を獲得した事が要因です。
「経済指標」
〇米ISM非製造業指数
10月の米ISM非製造業総合指数は56.6でした。
市場予想57.5を下回り、9月の57.8からも低下しました。
同指数は50が景気拡大・縮小の節目となります。
非製造業は米経済の3分の2位上を占めています。
〇米貿易赤字、9月は4.7%減
9月の米国貿易赤字は前月比4.7%減の639億ドルでした。予想は638億ドル。
詳細はこちら
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-idJPKBN27K28J
〇米ADP民間雇用者数
10月の米民間雇用者数は36.5万人増でした。
エコノミスト予想の中央値は64万3000人増。
予想より伸び(労働市場の回復)が鈍化しています。
新型コロナの感染再拡大は、さらにそのトレンドを悪化させると思います。
株価はコロナショック前の水準に回復していますが、
労働市場や景気の回復にはまだ時間がかかるかもしれません。
詳細はこちらから
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-04/QJ9XACDWX2PU01
市場予想57.5を下回り、9月の57.8からも低下しました。
同指数は50が景気拡大・縮小の節目となります。
非製造業は米経済の3分の2位上を占めています。
〇米貿易赤字、9月は4.7%減
9月の米国貿易赤字は前月比4.7%減の639億ドルでした。予想は638億ドル。
詳細はこちら
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-idJPKBN27K28J
〇米ADP民間雇用者数
10月の米民間雇用者数は36.5万人増でした。
エコノミスト予想の中央値は64万3000人増。
予想より伸び(労働市場の回復)が鈍化しています。
新型コロナの感染再拡大は、さらにそのトレンドを悪化させると思います。
株価はコロナショック前の水準に回復していますが、
労働市場や景気の回復にはまだ時間がかかるかもしれません。
詳細はこちらから
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-04/QJ9XACDWX2PU01
まとめ・感想
大統領選の勝者がいつ現れるかは不明です。
市場の最初の動きは長続きしない可能性があります。
2016年は世論調査や市場の予想が大きく間違っていたことが証明された後、
当初市場は暴落しましたが、
トランプ氏の親企業姿勢が、企業の利益に良い影響を与えるとの期待から市場はすぐに反転しました。
市場は、最終的な結果を知らずに非常に素早くに反応するもので、
株価には合理的な面だけではなく、感情的な面含まれます。
2016年は世論調査や市場の予想が大きく間違っていたことが証明された後、
当初市場は暴落しましたが、
トランプ氏の親企業姿勢が、企業の利益に良い影響を与えるとの期待から市場はすぐに反転しました。
市場は、最終的な結果を知らずに非常に素早くに反応するもので、
株価には合理的な面だけではなく、感情的な面含まれます。
勝者が確定するまでには数日かかるかもしれず、
投資家は、その間の市場の急激な変動に備える(心構えしておく)必要があります。
ただ、政府が分裂しても問題ないと思いますし、
米国はこれに対処できると思います。
実は、市場は政策面で大きな変化は期待していないのかもしれません。
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