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米国株式市場はバブルか


1988年から業界を研究している、

米モーニングスターのベテランコラムニストJohn Rekenthaler氏が、

株式市場のバブルが形成されている。しかし、それは(まだ)マニアにはなっていない

というレポートを掲載していました。


その中でJohn Rekenthaler氏は、

以下の書籍に書かれている、

歴史的に投資バブルが起こる前の4つの条件を、

現在の米国市場に当てはめ解説しています。

The Delusions Of Crowds: Why People Go Mad in Groups (English Edition)




歴史的に投資バブルが起こる前の4つの条件


①金利の低下

経済学者のハイマン・ミンスキーらの研究によると、

「バブルのサイクルの第三段階は、金利の引き下げによって促進され、イージーマネーを生み出す」とされています。

現在の私達の置かれている環境は・・・


②新技術

同じく、経済学者のハイマン・ミンスキーらの研究によると、

「新しい技術が革命的な利益をもたらすと信じられているとき、投資家は従来の価値の尺度を無視する」とされています。

米国株式市場では、テスラやハイテク銘柄等、

最近開発された新技術に大きな期待が寄せられていることは間違いありません。


③投資家の記憶喪失

ただし、投資家が過去の暴落で痛めつけられた経験があれば、ミンスキーのサイクルは機能しない

と本の著者William J. Bernstein は指摘します。


John Rekenthaler氏は

ロビンフッタ―年齢の中央値は31歳。

2008年の大惨事を経験していない。

しかし、ほとんどの株式資産は年配投資家によって管理されている。

今年の急速な回復が、厄介な弱気相場への懸念を払拭してしまった可能性もある。

これが今日の市場に当てはまるかは不明だとしています。


④新しい数学

例えば、より資本の多いライバルと直面し、不況を乗り越えるために高いレバレッジを使っている会社の株式があるとします。

株価が、ある程度妥当である場合、十分に分散されたPFの中に、この会社の株を組み込むのであれば、適切な選択となる可能性もあります。

しかし、持続不可能なほど評価や株価が高すぎる場合、これらは弁護できないものとなります。


John Rekenthaler氏はこの点についても現状証拠はまちまちだとしています。

S&P 500の株価収益率と株価純資産倍率は、

現在1995年以前の水準を上回っていますが、過去25年間の基準ではそれほど高くはないとも述べています。


「サブプロット」

バブルが形成されるための前提条件に加えて、

伝染の程度を明らかにする「サブプロット」についても簡単に触れておきます。

①会話のきっかけ

人々が出会うと、天気、家族、スポーツではなく、株や不動産について話します。


②アマチュアアワー

言葉通りです。人々はますます仕事を辞めたりします。

現在の金の探鉱者ともいえる。とのこと。


③怒っている雌牛

投資家は、株の購入に感情的になり、将来の希望の多くを注ぎ込んでいます。

完全に敵対的ではないとしても、異なる見解を持つ人々を軽蔑するようになります。

投資家は政治化されていきます。


④将来のショック

バブルが拡大し、投資家の心に浸透してくると、

現実を想像できないほど「風変わりな予測(将来の計画)」を立て始める。




まとめ・感想

John Rekenthaler氏によると、

これらはすべて1990年代後半のよく知られたイベントだったと振り返ります。

また、モーニングスターの弱気な予測をしたテクノロジーアナリストは、殺害の脅迫を受けたとも言います。


1999年7月の投資家調査では、今後12か月で米国株式市場が17%上昇すると予測していましたが、

2020年夏の世論調査では、投資家は米国株式市場年率11%のリターンを期待していました。

楽観的ではあるものの、「高すぎる期待」とまでは言えないかもしれません。


現状がバブルかどうか、

今後バブルが起こるかどうかは私にはわかりません。

部分的には本やレポートの内容に当てはまる所もあると思います。


ただ、いずれにせよ、

私は自身の投資を貫くだけなので、

周りの声に左右されることなく、

資産配分を維持しつつ、今までどおり投資を続けていきたいと思います。


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