長期投資と資産配分

長期的に分散されたPFを用いて運用する場合、

資産をどう配分するが最も重要なリスクとリターンの決定要因となります。

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バンガードの調査によると、

短期から中期の市場環境や予測に基づいて、ポートフォリオの戦略的な資産クラスのエクスポージャーを積極的に調整しようとする戦術的なアセットアロケーションは、

一貫して市場平均を上回るリターンを生み出していないことがわかっています。


資産配分を維持し、定期的に拠出する

長期的に資産形成をしていく上では、

自分の①目標②リスク許容度③投資期間に合う、

適切な資産配分を考え、それを維持していくことが重要です。


多くの方にとっては、市場予想やタイミング、銘柄選択に勤しむよりも、

「どのくらい拠出できるか」

つまり、自身の「収入を増やしたり」や「支出をコントロール」して、

投資に回すお金を増やすことに力を注いだ方が、合理的かつ効率的に資産形成のスピードを早めることができると個人的には思います。

毎年少しずつでも拠出額を増やす事は、長期的に驚くほどの効果をもたらします。

過去記事 参照

 【拠出・支出額 >市場パフォーマンス】できるだけ早く、安全に5000万円を作るには。




適切な資産配分のヒント

では「適切な資産配分」とはどんなもんかと聞かれると

人によって①目標②リスク許容度③投資期間が異なるため、

明確な答えはなく、全ての人とってベストと呼べる答えを提示することは困難です。


ただ、それで資産配分を考える時、

「人それぞれ」と自分の最良に丸投げされても、特に初心者の方などは困ってしまうと思います。


そこで今回は、参考として、

バンガードのTDF(ターゲットデイトファンド)の資産配分と考え方を紹介したいと思います。

もちろん、以下に紹介する内容も絶対ではありませんが、

たたき台、一つの目安やベースとして使って頂ければ幸いです。


バンガードのTDFの資産配分と変化
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TDF(バンガードのターゲットデイトファンド)は以下の資産で構成されています。

米国株式               「VTI」
国際株式(除く米)「VXUS」
米国債             「BND」
国際債券(除く米・ドルヘッジ)「VNDX」
米インフレ連動債 「VTIP」


「」内は参考として日本でも買えるバンガードのETFで例えてみました。

大切なのは資産配分ですので、国内の投信等に置き換えても問題ないと思います。

また、債券部分の扱いには日本人視点が重要だと思います。

(詳しくは別記事にて記載しています)


TDFの資産配分の変化について


Vanguard’s asset-allocation glide path was designed to help investors who maintain reasonable savings rates reach their retirement goals while balancing market,inflation, and longevity risks at each stage of the life cycle.

バンガードの資産配分のグライドパスは、合理的な貯蓄率を維持する投資家が、

ライフサイクルの各段階で市場リスク、インフレリスク、長寿リスクなどのバランスをとりながら、老後の目標を達成できるように設計されています。

とのことです。


また、バンガードは、どのような戦略や資産クラスであっても、

ターゲット・デート・ポートフォリオに組み入れるためには、

コスト面で有利な結果が得られることが必要であると考えています。

また、透明性、流動性が高いほうが、投資メリットも大きいと考えられる。と述べています。

当たり前ですが、コスト、透明性、流動性などは長期投資をする上で、

非常に重要な要素だと思います。

(みんなバンガードのファンドを使うしかないじゃない。ということでしょうか(笑))




年齢と資産配分


人的資本論では、若年層の個人投資家には株式への投資比率が高く、

定年退職が近づくにつれて控えめな投資比率になると考えられています。


先程紹介したグラフを良く見ると、

バンガードのTDFでも、ターゲットを65歳とした場合、

40歳までは、株式エクスポージャー(90%)を大きく維持していますが、

40歳以降(リタイアまで残25年)は、人的資本と金融資本のバランスの変化を補うため、

株式の配分を徐々に減少させ続けています(72歳 退職の後7年)。


また、注目してほしいのは、リタイアした時点(65歳)でも、

50%は株式に資産を配分していることです。(米国株式と海外株式を含む)

この配分に関しては、若い投資家ほどではないが、

最近リタイアした投資家(やリタイア後の投資家の多く)は、どうしても必要な場合には、まだリタイア後のプランを変更する能力を持ってこと。


そして、株式への適度なエクスポージャーは、

資本の増加をもたらしながら、ポートフォリオの分散を計ることができること。

インフレと長寿リスクから資産守る可能性などから重要だとしています。

TDFの最終的な資産配分の地点でも、30%は株式に配分していることにも注目です。


最後に
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ただ、バンガード自身が指摘しているように、

よりアグレッシブな投資家や、保守的な投資家は、

先程のTDFのガイドパス(資産配分の推移の目安)を、自身の目標やリスク許容度、趣向などに合わせて調整してももちろん良いと思います。


決して、押し付けとか、これが絶対だというわけではありません。

ただ、バンガードのターゲットデイトファンドの資産配分はこんな感じで、

引退まで、そして引退後の資産配分はこんな感じなんだな。

と知っておくと、何かあった時、悩んだとき、一つの目安にはなるかなあと思います。

引退に向けて、もしくは引退後の資産配分等で悩んでいる方の、

少しでもお役に立てれば幸いです。


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