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米国、中・小型株について

VOO(S&P500)に投資をしていると、

逆に、なぜVTIではないのか?小型株に投資をしないのか?

という質問をされることが、結構あります。


VTIに関しては本当にどっちでもいいと思いますが、

個人的にはインデックス投資をする前の個別株投資時代から、

米国小型株に関しては思う所があり、これまでいろいろ記事にしてきました。


米国株の小型株のプレミアムとリスクについて

米国大型株と小型株の比較

VTIは小型株を含むからVOOを上回る説は本当なのか?




個人的には、

米小型株は、情報が手に入れずらい事(日本の小型株は割と好きでした)。

いろいろリスクが高いこと。小型株効果に懐疑的なこと。

などの理由から、当初は小型株を「明確」に避けてVOOを選択しました。


完全に100%アクティブ投資をしていた時期でしたので、

実は結構アクティブな考え方に基づく選択だったと思います。

お恥ずかしい限りです。

今では、5年前は軽視していた「分散効果」などについてより理解を深めたため、積極的に小型株を避ける必要はないと思っています。

今回は少し昔を思い出して、

S&P500企業とラッセル2000(小型株の)違いについて書いていきたいと思います。



①パッシブファンドから受ける影響。

ラッセル 2000やCRSP米小型株指数は、

構成銘柄間の時価総額の差が小さく、銘柄ウェイトのばらつきがほとんどありません。

その結果、米小型株市場が受ける、パッシブファンドからの資金流入による影響とそれに伴う歪みは、大型株市場をはるかに上回っていると言われています。

S&P500の場合は、時価総額が広範に分散していため、パッシブ運用の資金が流動性に向います。


②採用条件の違い

S&P500に採用される際、時価総額、流動性、収益性などの基準をクリアする必要があり、S&P500銘柄はある一定のクオリティが保証されています。

対照的に、一般的な小型株指数については、企業のクオリティといった観点による採用基準はありません。時価総額基準があるだけとなっています。

IPOのほとんどの案件が小型企業によるもので、S&P500とは良くも悪くも異なる独自のサイクルでラッセル 2000株価指数に採用されます。


③金利に対する影響や債務の違い

 負債比率が高い小型企業の場合、

大企業に比べて平均借入期間が短いため、金利上昇による影響を受けやすい傾向があります。

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S&P500構成銘柄は投資適格級企業が大層を占めており (加重平均ベースでおよそ 91%)、

30 年限債による資金調達が可能となっています。

一方、ラッセル 2000構成銘柄のうち投資適格級企業は 9%程度にとどまっています。


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さらに小型企業の償還期限は、1~5年に集中しており、LIBORベースの変動金利ローンの割合も、大企業を大きく上回っています。

小型銘柄の負債償還期限が5年以内の範囲に集中し、大企業に比べて社債よりもバンクローンの比率が高くなっていることがわかります。


コロナショックや前回のクレジットサイクルでもみられたように、

銀行の融資期限、条件は突然、借り手にとって最悪のタイミングで厳格化することがあります。

これはS&P500企業と比較して、

元々財務的に貧弱で、資金調達が難しい小型企業にってダブルパンチになる可能性があります。


今回はFRBや米国政府の前例のない支援策によって、

なんとか事なきを得そうな感じの米中・小企業ですが、今後はどうなるかわかりません。


④回転率

小型株指数は、大型株指数よりも回転率がかなり高いという特徴があります。

過去25年間において、ラッセル2000 株価指数は平均して毎年20%の銘柄が入れ替わり、回転率はS&P500の3%と比べると約7倍となっています。



まとめ

サイズプレミアム等を狙って、時価総額加重より多く

米小型株に投資をしようという方は、

ここら辺のリスクや特徴も良く考えて判断するといいかと思います。


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