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SPYDについての私見


まず、本題に入る前にSPYDについて、

私見、感想を書きたいと思います。

私は、SPYDは、

たくさんあるアクティブ戦略・スマートベータ型ETFの一つだと思います。

その戦略が、上手くいく可能性もあれば、いかない可能性もあると思います。

ただし、戦略上コストや税金等の面ではVOOなどよりは不利です。


もっとえぐい投資商品もたくさんあるので、

最悪のファンドだとは思いません。

一方で、そこまで「革新的」とか「優れている」とか、

「市場平均(S&P500)を上回る可能性が明らかに高い」とも思いません。


インカムが目的にしても、

他にたくさんの方法があるにもかかわらず(株式以外)

なぜ、SPYDがここまで人気・話題に上がるのかという点は少し不思議に思います。


私は伝統的なインデックスファンドを好むので、

SPYDに投資をしたいとは思いません。

これは、SPYDが登場した時から一貫して変わりません。


ですが、考え方は自由ですし、

他人の影響、マーケティング・PV目的の記事、素人の意見などに流されたのではなく、

本当に本人が自分の意志で、

本当にリスクを理解している投資をしているなら、

別に他の人がSPYDが好きでも、

SPYDに投資をしていても良いと思っています。



SPYD投資家を応援したい

さて、ここからが本題です。

今回の記事はよくあるSPYDを悪く言う記事でも、ほめたたえる記事でもありません。

私はこんな感じの印象を持っていますので、

完全に中立とはいかないかもしれませんが、

できる限り感情論を抜きにして、

事実とデータを元に、

今後の「可能性」について話していきたいと思います。


SPYDのリターンと分配金


年初来リターン       ー23.29%
1年間のトータルリターン ー20.27%
3年間のトータルリターン  ー2.45%

直近分配金額  0.263572
直近分配金利回り(税込) 3.62%

参照  ブルームバーグ 9月18日時点

1年前比で約40%も分配金が減りました。

とはいえ、SPYDに投資をされている方であれば、

この結果は、ここ数か月の間に予想できていたと思います。

しぶとく、強く、明るくいきましょう。


次なる試練

今後、SPYD投資家の方を待ち受けている試練の一つは、

きたるべき「利上げ」です。

利上げで「FANGが・・うんぬん」という話も聞きますが、

実は、有配株、特に高配当株にとっても、全然他人事ではありません。

(もちろん、市場全体が影響を受けますが)


論文「エクイティ・デュレーション」

1963年~2014年のデータを調査した結果、

実際は伝統的な理論とは真逆で、

高配当株は金利に対する感応度が、

「無配株」や「低配当株」よりも高く、

長期債の利回りが上がるとリターンが減少し


金利が下がるとリターンが上がる傾向にあるということがわかっています。

(1%金利が下がると、1.35%リターンが上昇するとのこと)


より詳しく知りたい方は、

ファクター投資入門 」にわかりやすく解説がまとまっています。

もちろん、高配当株すべてがこれにあてはまるわけではありません。

例えば、石油株は金利よりも原油価格等への相関が高いため違う動きをします。



ただ、現在のFF金利を考えた時、

今後、金利は上がる可能性が高いでしょうか?

それとも下がる可能性が高いでしょうか?

いつか、FRBが利上げに踏み切った時、

SPYD投資家は、更なる試練に耐えなくてはならなくなるかもしれません。

しぶとく、強く、明るくいきましょう。


信用サイクルの悪化リスク

信用サイクルについて詳しく知りたい方は、

ハワード・マークスの「市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学 」 

第9章を参考にしてみて下さい。


金融相場が終わる、もしくは景気が低迷し始めると、

信用サイクルの窓が閉じられます。


一例)簡単な例として、

①リスク回避思考が強まり、それに伴って金利の引き上げ、与信基準や契約条件の厳格化が起きる。

②利用可能な資本が縮小し、サイクルの底では、超優良な借り手しか融資の対象にならなくなる。(SPYD銘柄には厳しい)

③企業が資本不足に直面し始める。

④債務の借り換えができなくなり、倒産やデフォルトが起きる。


潤沢な資金が資本市場にある状態が続けばいいのですが、おそらく永遠には続きません。

信用サイクルが「縮小」→「底へ」向かえば、

サイズの小さい企業、弱小企業、キャッキュフローに不確実性の大きい企業などは財政難に苦しむ可能性があります。

SPYDはその特性上「信用サイクル(資本市場サイクル)」の変化に脆い銘柄を集めてしまう傾向があると私は考えています。


まとめ

まあ、こんな感じで、簡単にですが、

今後のSPYDの可能性について書いてみました。

あくまで「可能性」ですが。(下條薫 風)


もしかしたら、考えすぎだとか、「何言ってんだこいつ」と思われる方もいるかもしれません。

でも、まあ、アクティブ投資をする時は、ちょっと考えすぎなくらいで丁度いいと個人的には思っています。

何も備えず、知らず、わからぬまま、いきなりパンチをくらうのと、

「くるかもしれない」と歯を食いしばり、受け身の準備をしつつくらうのでは、

精神的なダメージも、その後、冷静に対応できるかも違うと思います。

いわゆる一つの「かもしれない運転」というやつです(笑)。


投資は終わりが来るまで終わりではありません。

今までのリターンや、減配ぐらいで、

SPYDが終わるわけではありませんし、

成否の全てが、ここで決まるわけでもないでしょう。


SPYD投資家の戦いはまだ始まったばかりです。

ドラマはまだまだここからです。

しぶとく、強く、明るくいきましょう。


私はVOOに投資をします。

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