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今回はビルゲイツが「私が読んだ中で最も重要な本の一冊」と表した

暴力の人類史 」の中から、

バウマイスター等の実験について紹介したいと思います。

同じ出来事でも、見方や立場によって、

(本人はそのつもりがなくても)認識の仕方にずれが生じてしまうという話です。

ちなみに、この本は、いわゆる、北斗の拳のようなヒャッハーな世界を心配する、インデックス投資家、長期投資家の方にお勧めの一冊です。


バウマイスター等の実験

①実験参加者に作り話を読ませます。

物語の簡単なあらすじはこんな感じです。

『ある大学生が、ルームメイトから「課題の手伝いをする」と申し出を受けるが、いくつもの理由から、その約束は反故にされてしまう。

結果的に、その大学生はその課題で悪い成績となり、選考を変え、最終的に大学を移ることになってしまう』


②話を読んだ後、実験の参加者には、出来る限り正確に「一人称」で内容を語るよう求めました。

ただし、参加者の半分はある大学生(被害者)視点、もう半分はルームメイト(加害者)視点で語らせました。


③参加者が、言及しなかったポイント、もしくは脚色して話したポイントが、

結果的に、被害者、加害者どちらをよく見せることにつながるかを集めてデータ化しました。

また、別の参加者(第3グループに)は、3人称視点で語るよう指示し、先程の結果と比較しました。


その結果・・・

その結果、被害者視点・加害者視点、

どちらの話を信じるべきかという点では、どちらも信じられないと言う結果になりました。


あらすじから設定されるベンチマークと比較しても、

あるいはどちら方入れしていない第3章の語り手たちの改装と比較しても、

被害者・加害者、どちらも話をゆがめて話していたからです。

自分の演じる役の行動がより妥当に見えるように、または、相手の行動がより不合理に見えるように、話の細部を省略したり、脚色したりしていました。


この実験で重要な点は、

実験の参加者等は、そもそもこの物語の当事者ではありませんし、

自分で演じる役に共感したり、擁護するよう指示されたわけでも、

何かインセンティブがあったわけでもないのに、

ただ「一人称視点」で思い出すよう言われただけで、このような差が出てしまったということです。


同じ出来事・事実でも、ほんのちょっとしたことで、

自身の感じる情報・記憶・印象などにズレが生じます。

自分の立場、ポディション・お金・利益が絡めば猶の事。

本人はそのつもりがなくても、事実と自分の認識にズレが生じ、

第三者から見たら合理的でない意思決定や行動をとってしまっている可能性があります。


まとめ

事実を正しく見ること。

情報を正しく受け取る事。

印象、主観、イメージに流され、物事をゆがめたり、省略したり、脚色しないこと。

これらは投資においてもとても重要な事だと思います。

また、ニュースなどの情報発信者も何らかのバイアスにかかっていることもあります。

投資判断をする際は、慎重に二次、三次的思考をすることが大切だと思います。


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