CAPEレシオ(シラーPERとは)

ロバート・シラー教授が考案した、株価の割高感を測る投資指標の一つです。

景気循環調整後の株価収益率(PER)を示す投資指標で、シラーPERとも呼ばれます。

単年度の1株当たり利益ではなく、

インフレ調整後の1株当たり利益の10年移動平均値を用いてPERを計算することで、

一時的な要因による収益変動や景気循環の影響を除外した、株価の割安・割高を測る事ができます。


『ポイント』

〇PER = 現在の株価 ÷ 1株あたり純利益(単年)

〇シラーPER = 現在の株価 ÷ 過去10年間の1株あたり純利益の平均値(インフレ調整後)



世界の株式市場のCAPE(シラーPER)

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参照 starcapital

上の図は、8月31日時点の世界の株式市場のCAPE(シラーPER)を表したものです。

青色が割安、赤色が割高感を表しています。

米国株式市場のCAPEは高めとなっています。

ただし、金利や、金融・財政政策の影響も加味して考える必要があります。

米国以外の地域に目を向けると地域ごとに差がある事もわかります。

過去のS&P500のCAPE
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濃い灰色、右側の数字がCAPEを表しています。

1881年から2013年の間、S&P500のCAPEは、

例外的な時期を除き、10~24の間を推移してきました(平均値16.5 )


「補足」例外的な時期について。

過去、CAPEが25を超えて上昇すると、その後株価は大きな下落をみせる傾向がありました。

逆にCAPEが8を下回ったのは1917年、1932年、1980年の3回だけでした。

いずれもS&P500は歴史的な最安値を記録しました。

しかし、その後、それぞれの期間で、15年間の平均年率10.5%というハイリターンを記録しました。


現在のVOOについて

8月31日のVOO(S&P500ETF)の株価は321.02ドルでした。

過去最高値を更新後、数日程下落し、

9月9日現在のVOOの株価は306.17ドルとなっています。

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CAPEに加え、金利やインフレ率などを合わせて考える必要があり難しい所ですが、

一つの目安として、先月バンガードのレポートでは、

7月末のS&P500の株価(VOOは300.1ドル)はフェアバリューと述べられていました。

参考 http://etfsp500.com/archives/24366604.html

この見解を信じるなら、現在のS&P500の株価の水準は公正価格に極めて近いということがわかります。


金利とインフレ期待値が正常化すると、フェアバリューそのものが低下する可能性もあります。

ただ、「金融政策がすぐに正常化しない」「急激なインフレが起きない」というのであれば、公正価値が大幅に変化する可能性は低いと思われます。

まとめ

現在のS&P500や米国市場の株価が割高かどうかはわかりません。

CAPEだけでみるとやや割高なものの、

金利などを合わせて考えるとフェアバリュー圏内だと個人的には思います。

ただ、いずれにせよ

S&P500指数は過去何度も最高値を更新し、何度も下落してきたわけですから、

長期投資家の方は特に騒ぐようなことではないと思います。

もちろん、短期的な株価や市場動向を気にする必要がある投資戦略を採用している方は別ですが、

S&P500などに長期投資をする場合は、

毎日、毎週の株価の上下に一喜一憂することなく、長期的な視野で投資を続けていきましょう。


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