WSに国際分散を促す記事が

今朝のウォールストリート・ジャーナル

米株以外に投資すべき時、なぜ今なのか」

https://jp.wsj.com/articles/SB10248870856734043321204586562062034539354

という記事が掲載されていました。


過去10年間、外国株は、米国株に比べて手を出すのが難しかった。

今、それが変わる節目の時かもしれない。

と記事の筆者ダン・ウェール氏は述べています。

注)米国人の視点ですので、この記事内での「外国株」とは「米国を除く全世界株式」を指します。


米国以外の地域のバリュエーション

先日紹介した、ピクテ投信の見解やバンガードの見通しと同様、

WSJも、ここ10年米国市場がその他の市場よりも好調だったため、

「米国株のバリュエーションは、外国株をはるかに上回る水準に押し上げられた」としています。
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同記事内より引用


バリュエーション(PER)は、

シーゲル教授も将来の株式のリターンを予想する際に、重要視している指標の一つです。

シーゲル教授はかねてから、株式のリターンを予想するのに最善の指標として益回りを挙げている。

PER 20倍ならその逆数である益回りは5%、予想される実質リターンは5%となる。

米リスク・フリー金利を実質で0-2%、株式リスク・プレミアムを3-5%とするなら、やはり期待リターンは5%前後となる。

米国株のリターン、PER、インフレ:ジェレミー・シーゲルより引用



ここ10年間の年率リターンの結果

2020年7月31日までの10年間の年率リターンは(ドルベース・配当含む)

S&P500     13.84%
米国除く先進国   5.3%
新興国市場     3.69%

でした。

この結果、米国株のバリュエーションはどこよりも高くなりました。


モーニングスターの予想PER

モーニングスター・ダイレクトによると、

今年度の通期利益予想に基づくPERは(7月31日時点)

S&P500       23.84倍
MSCIワールドインデックス(米国除く)18.57倍
MSCI新興国市場指数 15.84倍

となっています。

FLパットナム・インベストメント・マネジメントの

ポートフォリオ・マネジャー、スティーブン・バイオリン氏は、

「今後10年間投資するつもりなら、バリュエーションからみて外国投資には説得力がある」

と述べています。


バリュエーション以外の要素にも注目

また、WSJはバリュエーション以外にも、

「経済的なファンダメンタルズ」

「市場心理」

も米国以外の地域や新興国を後押しするという他のマネージャー等の見解をまとめています。

より詳しく知りたい方は、元記事も是非ご覧下さい。


WSJおすすめの投資戦略

では、米国以外の株式に関心がある投資家はどうすればいいのでしょう?

ここは(珍しく)私とWSJと意見がほぼ一致しました(笑)。

WSJは、クライントップ氏の、

「ポートフォリオに、先進国に広く投資するETFと、新興国に広く投資するETFを1本ずつ持つだけで、目的は達する」

「手の込んだ方法は必要ない」という意見を紹介すると共に、以下のETFを提案しています。


先進国市場(米国除く)ETF

〇バンガードFTSE先進国市場ETF(VEA)

i〇シェアーズ・コアMSCI EAFE ETF(IEFA)

両ファンドとも運用資産額が大きく、モーニングスターの評価でゴールドを獲得しています。


新興国市場ETF


〇バンガードFTSE新興国市場ETF(VWO)

〇iシェアーズ・コアMSCI新興国市場ETF(IEMG)

両ファンドとも運用資産が大きく、モーニングスターの評価でブロンズ評価となっています。


もちろん、めんどくさい方などは、

最初から全世界株式にしたり、

自身の投資目的やPFに合わせて、

国内投信やVXUSなどの他のETFを活用してもいいと思います。


また、アクティブファンドも一本持つべきだという他の専門家の見解や、

米国人が米国以外の地域に投資をする場合、長期では為替ヘッジは必要ない(コストが高くつく)という見解も合わせて紹介されていました。

参考までに。

まとめ

もちろん、私やWSJの意見が絶対に正しいとは限りません。

米国のみか、国際分散か、

最終的にどちらがリターンが高いかは、

「自分の投資期間が終わった時点」での結果でしか判断する事はできません。

また、分散をしてもリスクを完全に防ぐことはできません。

しかし、リスクを抑えることには役立ちます。

以上を踏まえた上で、

各々の①投資目標 ②投資期間 ③リスク許容度に合わせた適切な資産配分を構築し、

それを維持することが長期投資においては大切だと思います。


投資に100点はありません。

私は、ある程度割り切って、

気長に投資を続けていきたいと思います。


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