国際分散投資に関するレポート
今回は国際分散投資についての、
米バンガードのレポートを紹介します。
米国人目線で書かれたレポートだという点に注意が必要ですが、
日本の投資家の方にも役立つと思います。
参考 「Why the time is now for international」
問題提起。
同レポート内で、米バンガードは、
多くのクライアントが、国内バイアス(米国)に捉われており、
国際分散の欠如が、長期的にどれほどのコストをもたらす可能性があるかを認識していないと思われます。
しかし、今こそ国際分散投資に目を向けるべきではないでしょうか?
と問いかけています。
可能性の獣
国際分散を避けることは、
国際的な投資機会の大部分を排除していることになります。
米国株式のみに投資をするということは、
世界の株式市場の残り44%を。
日本株式のみに絞るなら、92%の可能性を無視する事になります。
これは、とても大きな数字です。
近年、米国以外の株式市場は米国株式よりもリターンが良くありませんが、
バンガードは、紹介したレポート内で、
今米国外の株式への投資を検討するべき4つの理由をまとめています。
1. Positive international outlook
バンガードは、
株価収益率および国際的な経済、市場の変化などから、
今後10年間の株式投資の年率リターンを以下のように予想しています。
米国株 4.0%~6.0%
米国を除く国際株式 7.0%~9.0%
(6月末時点、インフレ調整前、ドルベース)
注)今回紹介したレポート内の数字は、3/31日時点からの予測となっていましたので、ここでは、8月のアウトルックにあった最新の数字を紹介しています。
米国株は、素晴らしい動きを見せていますが、それは今後10年続くのでしょうか?
2. Volatility reduction
米国株式と国際株式を合わせることで、ポートフォリオのリスクを減らす事ができます。
歴史的に、米国株式と米国外の株式を合わせる事で、ポートフォリオのボラティリティが抑えられてきました。
同レポートによれば、
ボラティリティを低下させる効果は、
米国株に加え、20~50%の範囲で、国際株式へ資産を配分する事で最大化されるとのことです。

1970年3月31日~2020年3月31まで MSCI USA IndexとMSCI World Index ex USAに基づくもの
3. Exposure to some of the world's top companies
優れた企業は、米国のみにあるわけではありません。
先進国や新興国にも優れた企業があります。
VT(世界の)上位50銘柄に入る米国外の企業として、
アリババ、アストラゼネカ、HSBC、ネスレ、ノバルティス、ロシュ、TSMC、テンセント、そしてトヨタがあります。
これらの企業へのエクスポージャーを排除していいか考慮することも大切です。
4. Higher dividend yield
歴史的に国際的な株式ポートフォリオは、
米国のみのポートフォリオよりも高い配当利回りを残してきました。

米国株の配当重視の戦略が人気ですが、
米国以外の国にも高利回りの投資機会があります。
国際分散投資により、このメリットを享受することができます。
まとめ
今回のレポートでは、
今、国際分散を考えるべき理由として、
①将来の見通し(今後10年間)
②ボラティリティを抑える
③米国以外のトップ企業へのエクスポージャー
④米国以外の企業の配当利回り
の4点があげられていました。
もちろん、将来どうなるかわかりませんが、各々の投資の参考にして頂ければ幸いです。
最後に
目標を達成するためには、
途中の段階を通過する必要があります。
人、一人。個人個人の日々の小さな積み重ねが、ニュースになるなんてことはまずありません。
しかし、資産形成について考えたり、働いたり、支出をコントロールするといった、日々の小さな積み重ねは、
いずれ大きな力となり、
それぞれの投資目標を達成する鍵になる。と私は思います。
あなたの今日一日の努力、日々の積み重ねは、
きっと将来、他の誰でもない、あなた自身の役に立ちます。
私は自分自身をごまかしたり、嘘をつくことなく、
途中の経過を楽しみながら、目標に向かい日々できる事に注力していきたいと思います。
いつも本当にありがとうございます。
今回は国際分散投資についての、
米バンガードのレポートを紹介します。
米国人目線で書かれたレポートだという点に注意が必要ですが、
日本の投資家の方にも役立つと思います。
参考 「Why the time is now for international」
問題提起。
同レポート内で、米バンガードは、
多くのクライアントが、国内バイアス(米国)に捉われており、
国際分散の欠如が、長期的にどれほどのコストをもたらす可能性があるかを認識していないと思われます。
しかし、今こそ国際分散投資に目を向けるべきではないでしょうか?
と問いかけています。
可能性の獣
国際分散を避けることは、
国際的な投資機会の大部分を排除していることになります。
米国株式のみに投資をするということは、
世界の株式市場の残り44%を。
日本株式のみに絞るなら、92%の可能性を無視する事になります。
これは、とても大きな数字です。
近年、米国以外の株式市場は米国株式よりもリターンが良くありませんが、
バンガードは、紹介したレポート内で、
今米国外の株式への投資を検討するべき4つの理由をまとめています。
1. Positive international outlook
バンガードは、
株価収益率および国際的な経済、市場の変化などから、
今後10年間の株式投資の年率リターンを以下のように予想しています。
米国株 4.0%~6.0%
米国を除く国際株式 7.0%~9.0%
(6月末時点、インフレ調整前、ドルベース)
注)今回紹介したレポート内の数字は、3/31日時点からの予測となっていましたので、ここでは、8月のアウトルックにあった最新の数字を紹介しています。
米国株は、素晴らしい動きを見せていますが、それは今後10年続くのでしょうか?
2. Volatility reduction
米国株式と国際株式を合わせることで、ポートフォリオのリスクを減らす事ができます。
歴史的に、米国株式と米国外の株式を合わせる事で、ポートフォリオのボラティリティが抑えられてきました。
同レポートによれば、
ボラティリティを低下させる効果は、
米国株に加え、20~50%の範囲で、国際株式へ資産を配分する事で最大化されるとのことです。

1970年3月31日~2020年3月31まで MSCI USA IndexとMSCI World Index ex USAに基づくもの
3. Exposure to some of the world's top companies
優れた企業は、米国のみにあるわけではありません。
先進国や新興国にも優れた企業があります。
VT(世界の)上位50銘柄に入る米国外の企業として、
アリババ、アストラゼネカ、HSBC、ネスレ、ノバルティス、ロシュ、TSMC、テンセント、そしてトヨタがあります。
これらの企業へのエクスポージャーを排除していいか考慮することも大切です。
4. Higher dividend yield
歴史的に国際的な株式ポートフォリオは、
米国のみのポートフォリオよりも高い配当利回りを残してきました。

米国株の配当重視の戦略が人気ですが、
米国以外の国にも高利回りの投資機会があります。
国際分散投資により、このメリットを享受することができます。
まとめ
今回のレポートでは、
今、国際分散を考えるべき理由として、
①将来の見通し(今後10年間)
②ボラティリティを抑える
③米国以外のトップ企業へのエクスポージャー
④米国以外の企業の配当利回り
の4点があげられていました。
もちろん、将来どうなるかわかりませんが、各々の投資の参考にして頂ければ幸いです。
最後に
目標を達成するためには、
途中の段階を通過する必要があります。
人、一人。個人個人の日々の小さな積み重ねが、ニュースになるなんてことはまずありません。
しかし、資産形成について考えたり、働いたり、支出をコントロールするといった、日々の小さな積み重ねは、
いずれ大きな力となり、
それぞれの投資目標を達成する鍵になる。と私は思います。
あなたの今日一日の努力、日々の積み重ねは、
きっと将来、他の誰でもない、あなた自身の役に立ちます。
私は自分自身をごまかしたり、嘘をつくことなく、
途中の経過を楽しみながら、目標に向かい日々できる事に注力していきたいと思います。
いつも本当にありがとうございます。
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