「Market perspectives」

米バンガードは、

2020年8月の「市場の見通し」を公開しました。

https://advisors.vanguard.com/iwe/pdf/FAVEMOBF.pdf


ポイント

〇米国のGDPは第2四半期に3分の1程減少し、今後の課題を浮き彫りにしました。

〇景気の行方はCOVID-19の進行に左右され、市場のボラティリティの見通しは依然として高いままです。

〇2020年、通年で米国経済は-7%~-9%ほど収縮すると予想しています。

〇2020年後半から、世界的に成長が回復することが見込まれます。

〇特に中国の回復は、他の地域よりもV字型になると思われます。


長期リターンの見通し

バンガードは2020年6月末時点から、

向こう10年間の年率リターン(名目)を以下のように予想しています。

ドルベースという点に注意。
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https://advisors.vanguard.com/iwe/pdf/FAVEMOBF.pdfより引用。

予想の50パーセントタイルから株式は±1%、債券は±0.5の範囲を表しています。

米国株式の平均リターンは4%~6%。

国際株式(除く米)は7%~9%になると予想しています

米国および国際的に緩和的な金融政策を考えると、

世界の債券利回りは低いまま(0%~2%)になると予想しています。


以下の図のイメージがよりわかりやすいと思います。

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米バンガードのHPより引用

Localは「米国」、インターナショナルは「米国を除く国際株式」を表しています。

60%/ 40%のポートフォリオは、株式50%、債券40%が米国外に国際分散されたものとなっています。

各資産の予想リターンの「範囲」、是非参考にしてみて下さい。



米国の今後に関して

アメリカ合衆国商務省経済分析局 (BEA)は7月30日、米国経済は第2四半期に年率-32.9%で縮小したと発表しました。

この低下率は、バンガードの予想に沿っており、今後の課題を浮き彫りにしています。

バンガードは、2020年通年の米国経済の収縮を-7%〜-9%の範囲で予測しています。


〇秋の第二波のようなシナリオは、バンガードの見解ではダウンサイドのリスクを表しています。

ただ、パンデミックのために全国的なロックダウンが再開される可能性は低いと考えています。

〇回復の強さは、特にレイオフの中止と中小企業と失業者の支援に関する追加の財政動向に依存するとバンガードは考えています。

〇感染の第2の波は株式のリターンを押し下げるかもしれません。また逆にワクチンの発見は市場の感情を後押しするかもしれません。

以下の図は、バンガードの予測のベースラインと、アップサイド・ダウンサイドリスクをまとめた図となっています。

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見ずらい方は画像をクリックすると拡大できます。

その他のポイント

バンガードは、米国のGDP成長率は2021年に入るまで、通常に戻ると予想していません。

そして、永久的な失業、破産したビジネス、リソースの再配分のコストなどの、いくらかの「瘢痕」が残ると予想しています。

金融政策は、来年まで現在の緩やかな環境にとどまることを予測しています。

緩やかで長期にわたる回復を考えると、インフレ率は低いままであると予想されます。

地域ごとのGDPの回復の予想。
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中国が他の地域に比べて早く回復すると見込まれています。


まとめ

リターンの予測は「前回の市場」の見通しと変わってませんね。

2020年後半から、経済の回復が見込まれていますが、

コロナウイルスによるリスク(拡大やワクチンの開発等)や追加の財政動向に左右されるとのことです。

個人的には、

最初から「こうだ」「こうなる」と決めつけずに、

アップサイドやダウンサイドリスクは常にあるものだと、

心やポートフォリオに余裕を持って投資を続けることが大切だと思います。

過度な悲観も禁物ですが、油断や楽観しすぎも禁物です。

結論

自身の長期的な目標、計画、リスク許容度に合った、

資産配分を維持することが大切だと思います。

私の場合は、銘柄選択リスクやタイミングリスクなどは背負えないので、

今まで通り、VOOを中心に投資を続けていきたいと思います。


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