
決算速報まとめ
フェイスブック(FB)
EPS 1.80ドル 予想(1.38ドル)
売上高 186.9億ドル 予想(173.6億ドル)
売上高成長率 前年同期比 +10.7%
2020年第3四半期の四半期全体の広告収入の伸び率は、
7月のパフォーマンスとほぼ同じになると声明で述べています。
FBの株価は時間外で上昇しています。

Facebookの第2四半期の広告収入の伸びは約10%。
今年の第1四半期の17%の伸びからのやや減速しました。
デイリーアクティブユーザーは12%増えました。
第3四半期以降は、経済の正常化に伴い各地域で横ばいからやや減少するだろうと述べています(元々の水準に戻る)。
フェイスブックは、現在独占禁止法の懸念やヘイトスピーチへの対応などに手を焼いています。
複数の分野において、国会議員、企業、有権者からの抗議が高まっていおり、
大統領選挙が近づくにつれて緊張感が高まっています。
過去2か月間、コカ・コーラ、ユニリーバなど、
1000以上の企業や組織がFacebookのプラットフォームから広告を取り除き、悪意のある表現や虚偽の投稿がサイトに公開されているという会社の無頓着さに抗議しています。
ただ、参加している広告主は中小企業も多く、世界中の700万を超える広告主の一部に過ぎません。
フェイスブックは真摯に対応していく姿勢をみせています。
アマゾン(AMZN)
EPS 10.30ドル 予想(1.62ドル)
売上高 889.1億ドル 予想(812.7億ドル)
売上高成長率 前年同期比 +40.2%
ただ、アマゾンの決算は予想と上下に乖離することがよくあるので、
それを踏まえた上で見ることが大切です。
第3四半期のガイダンスは
売上高 870~930億ドル (予想 863.6億ドル)
アフターマーケットで株価は上昇しています。

四半期の利益は1994年の創業以来最高になりました。
オンライン販売は48%増の459億ドル。
クラウドサービス(AWS)の売上高は約29%増の108億ドル。
利益率の高い、AWSの成長は鈍化しています。
アマゾンはこの四半期にフルフィルメント、輸送、AWSなどの資本プロジェクトに90億ドル以上を投資をしました。
「3月以降、175,000を超える新規雇用を創出し、これらの従業員の125,000を常勤のフルタイムポジションに迎え入れようとしています」とジェフベゾスは声明で述べています。
売上高も増えていますが、配達コストも増加しています。
アルファベット(GOOG)
EPS 10.13ドル (予想 8.23ドル)
売上高 383億ドル (予想 373.4億ドル)
売上高成長率 前年同期比 -1.7%
時間外で株価は上下しています。(Alphabet Inc Class A)

アルファベットの第2四半期の売上高は前年同期から2%減少しました。
実は売上高の減少は、2004年に上場して以来初めてのこととなりました。
アルファベットの収益の約66%はGoogle検索とYouTubeの広告です。
パンデミックにより、ウェブ閲覧、ビデオ視聴などの時間は増えましたが、広告ビジネス(旅行、航空、ホテルなどの大手クライアントのマーケティング予算の大幅に削減など)の縮小に苦しみました。
改善してきているものの、維持できるかはわからないとの事。
YouTubeの売上は38億ドルと、前年同期比で6%伸びました。
クラウド事業は前年同期比43%増の30億ドルでした。
1〜3月期の52%増よりは鈍化しました。
アルファベットは経費の伸びを抑えるなどして調整しています。
アップル
EPS 2.58ドル (予想 2.07ドル)
売上高 596.9億ドル (予想 525.6億ドル)
売上高成長率 前年同期比 +10.9%
ともに良い決算となりました。
懸念されていたiPhone関連事業にも大きな減速が見られませんでした。
これを受け株価は時間外で大きく上昇しています。

最大の懸案
この4社に共通する最大の懸念は反トラスト法です。
EPS 10.13ドル (予想 8.23ドル)
売上高 383億ドル (予想 373.4億ドル)
売上高成長率 前年同期比 -1.7%
時間外で株価は上下しています。(Alphabet Inc Class A)

アルファベットの第2四半期の売上高は前年同期から2%減少しました。
実は売上高の減少は、2004年に上場して以来初めてのこととなりました。
アルファベットの収益の約66%はGoogle検索とYouTubeの広告です。
パンデミックにより、ウェブ閲覧、ビデオ視聴などの時間は増えましたが、広告ビジネス(旅行、航空、ホテルなどの大手クライアントのマーケティング予算の大幅に削減など)の縮小に苦しみました。
改善してきているものの、維持できるかはわからないとの事。
YouTubeの売上は38億ドルと、前年同期比で6%伸びました。
クラウド事業は前年同期比43%増の30億ドルでした。
1〜3月期の52%増よりは鈍化しました。
アルファベットは経費の伸びを抑えるなどして調整しています。
アップル
EPS 2.58ドル (予想 2.07ドル)
売上高 596.9億ドル (予想 525.6億ドル)
売上高成長率 前年同期比 +10.9%
ともに良い決算となりました。
懸念されていたiPhone関連事業にも大きな減速が見られませんでした。
これを受け株価は時間外で大きく上昇しています。

第3四半期のレポートは実はそれほど注目されていません。
Appleの焦点は、次期「iPhone12」の発売についてだからです。
次世代のiPhoneは、Appleの最初の5Gになると対応デバイスとなると期待されています。
〇9億2,500万人のiPhoneユーザーの3分の1以上にあたる3億5,000万人が買い替え時期に突入する。
〇次の12カ月〜18カ月間に「5Gのスーパーサイクル」が来る。
などの理由から、アナリスト等は今後iPhoneの売上高が通常よりも大きくなると予想しています。
個別の製品・事業の結果はこちら
また、アップルは4:1で株式分割を発表しています。
Appleの焦点は、次期「iPhone12」の発売についてだからです。
次世代のiPhoneは、Appleの最初の5Gになると対応デバイスとなると期待されています。
〇9億2,500万人のiPhoneユーザーの3分の1以上にあたる3億5,000万人が買い替え時期に突入する。
〇次の12カ月〜18カ月間に「5Gのスーパーサイクル」が来る。
などの理由から、アナリスト等は今後iPhoneの売上高が通常よりも大きくなると予想しています。
個別の製品・事業の結果はこちら
また、アップルは4:1で株式分割を発表しています。
簡単に言うと、株価が4分の1になり、持ち株数が4倍になるということです。
特に大きな意味はありませんが、個人投資家は買いやすくなるかと思います。
特に大きな意味はありませんが、個人投資家は買いやすくなるかと思います。
最大の懸案
この4社に共通する最大の懸念は反トラスト法です。
米司法委は昨年6月から巨大IT企業について、反トラスト法(独占禁止法)に違反する行為がないか調査しており、
29日、4社の最高経営責任者(CEO)は議会公聴会でそれぞれ証言しています。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO62090200Q0A730C2I00000?s=5
この問題は、今後も長引く可能性があると思います。
29日、4社の最高経営責任者(CEO)は議会公聴会でそれぞれ証言しています。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO62090200Q0A730C2I00000?s=5
この問題は、今後も長引く可能性があると思います。

https://mainichi.jp/articles/20200731/ddm/008/020/079000c
独占禁止法との長きにわたる争いが、
かつてマイクロソフトを疲弊させたことを思うと、
この流れが今後どうなるか。
人類の進歩や発展、消費者にとって、かえって不利益をもたらすのではないか。
と、いろいろ思う所はありますが、
私にはどうすることもできないので、
私は気長にこの4社をS&P500ETF(VOO)を通じて保有していきたいと思います。
※いつも、本当にありがとうございます。
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