バンガードの最新のレポート

7月22日、米バンガード社は「経済と市場の見通し」についての年の中間レポートを公表しました。

https://investornews.vanguard/economic-and-market-outlook-a-midyear-update/
 

米国の投資家視点ということに注意が必要ですが、

今後10年間の平均年率リターンは以下のようになると予想しています。

〇米国株     4%~6%
〇米国以外の株式 7%~9%

詳細は、前回の記事をご覧下さい。

http://etfsp500.com/archives/24104242.html


シーゲル教授の予想も近い

先日はシーゲル教授は、実質的な長期リターン(3~5年)を

米国   5%
欧州   6~6.5%
新興国  7~9%

と予想しており、バンガードの予想と比較的近い値となっています。

参考 https://www.wisdomtree.com/




世界の経済について簡単な要約

では、バンガードのレポートに戻り、

「経済」についての今後の見通しについて紹介してきたいと思います。

米国の景気回復の予想
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ジョー・デイビス氏
(グローバル・チーフエコノミスト)

米国の景気後退は、現代経済史上最も深く短いものになるかもしれませんが、

プレウイルス経済に戻るには、長い道のりであることを強調しておきたいと思います。


バンガードの2020年のGDP予想
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上が2019年12月の時点の予測

下のベースケースがパンデミックを受け再構築したもの。


2020年下半期のGDPデータについて述べたいこと。

四半期ごとのGDP成長率、特に第3四半期には、ウイルスに関連した活動への制限がある程度緩和されると予想されています。

そうなれば、ポジティブな見出しが出て、V字回復の話題が増えることは間違いないでしょう。

しかし、四半期ごとの変化率よりも重要なのは、基礎となるGDPの水準です。

2020年の世界経済は、近代経済史上初めて3%程度の縮小を予想しています。

米国、英国、ユーロ圏を含む一部の大国経済は8~10%縮小すると考えています。



ピーター・ウェスタウェイ氏(ヨーロッパのチーフエコノミスト)

回復の軌道は全体的に細長いU字型。

第一段階、企業の営業再開や規制緩和により、景気の供給側が急速に回復し、

その後、第二段階では、特に敏感な対面部門を中心に需要が徐々に回復していくと予想しています。

主要国のGDP成長率が正常に戻るのは、2021年の以降の可能性は高い。(唯一の例外は中国)


ワクチンが2021年末までには普及しないというのが我々のベースラインの評価。(それよりも早くワクチンが普及すれば、回復の見通しはより楽観的に。)

しかし、残念ながら予測のリスクは下方に偏っています。

理由としては、ウイルス拡大により、再び広範囲の操業停止が必要になる可能性などが強く関連しています。


Qian Wang氏(アジア・太平洋チーフエコノミスト)

中国の回復はより早く、よりV字型になると予想しています。

中国の景気回復の予想
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〇比較的早いウイルスの封じ込め

〇経済は製造と建設活動が大きなシェアを占めており、対面の相互作用にあまり依存しない

〇政府のインフラ投資へのブースト

などにより中国経済はより早くウイルス感染前のレベルに戻ると予想しています。


ロジャー・アリアガ=ディアス氏

ラテンアメリカは特に困難な時期に直面しています。

南米の経済大国のブラジルはウイルスの封じ込めに特に苦労しています。

国際通貨基金(IMF)は6月、ラテンアメリカの経済見通しを9.4%の縮小に格下げしました。


「参考」IMFのHP



その他ポイント

〇多くは労働者にかかっている。高い失業率が続く可能性がある。

〇インフレ率は軟調に推移するとの予測(あまり心配ない)

以上、ざっくりと要約しました。

より詳しく知りたい方は是非原文をご確認ください。


まとめ

株価は将来を織り込みます。

地域ごとに差はありますが、経済成長がコロナ以前の水準まで回復するにはまだ時間がかかるかもしれません。

青信号に変わったといって

前だけを見て突き進むののではなく、

左右を注意しながら、慎重に進んでいきましょう。


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