S&P500企業の現状

現在、S&P500の3分の1以上(183社)が2020年のEPSガイダンスを撤回しています。

ほとんどの企業は、この理由として、COVID-19の影響に関する不確実性を挙げています。


S&P500企業が2020年第2四半期のEPSガイダンスを提供しているのは49社。

このうち、22社がポジティブ、27社がネガティブなEPSガイダンスを発表しています。

現時点で、多くのS&P500企業は、短期的なEPSガイダンスだけでなく長期的なEPSガイダンスも提供していません。

つまり、「よくわからない」ということがわかります。



S&P500の予想EPSの引き下げについて
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ファクトセット

第2四半期中に、アナリストはS&P500の企業の第2四半期の収益予測を引き下げました。

第2四半期の予想EPS(ボトムアップ式)は、36.93ドルから23.25ドルへ約37%減少しました。


過去の予想EPS

過去最大のS&P500の予想EPSの下落幅は、2008年第4四半期に発生した34.3%減でしたが、今回はそれを上回る減少となっています。

また過去の四半期中の予想EPSの平均下落率は以下の通りです。

過去5年間    3.2%
過去10年間  3.4%
過去15年間  4.6%

今回の予想EPSの下落幅は、5 年平均、10 年平均、15 年平均を大きく上回っています。

まあ、そもそも予想が難しいことなどもあり、

第2四半期の決算はいつもより予想とずれる(荒れる)可能性があると思います。

予め心構えをしておき、株価や決算の結果をみて騒ぐのではなく、冷静かつ客観的に数字を見ることが大切だと思います。



S&P500の魅力と注意

さて、ここからはS&P500などに長期投資をする方に向けた話をしたいと思います。

S&P500指数は第2Qに約22%上昇しました。


「2020年 第2Qの各セクター毎のリターン」
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Fidelity Research

これを過去5年に延ばすとこんな感じになります。

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ご存知の通り、過去5年間はハイテクセクターが絶好調でした。

そんな状況下でも、S&P500指数の強さが光りますね。

このところ、上位(ハイテク)銘柄のウエイトの高さを懸念する声も聞かれるS&P500ですが、

自動的に強いセクターの比率が高くなり、足をひっぱるセクターの比率が小さくなるのはS&P500(時価総額加重)の長所でもあると私は思います。


最近S&P500に投資を始めた方へ

また、過去5年のリターンと比べてみると、ここ3カ月間の反発~回復期間のリターンがいかに良かった(ボーナス期間だった)かがわかります。

S&P500でいうと 5年かけて50.7%だったわけですから。

直近の3カ月のリターンを、次の3カ月も、次の3カ月も、と期待するのは流石に酷というものでしょう。

S&P500といえど、下落したり、長期停滞するなど、パッとしない時期があるということを忘れないことが大切です。

S&P500に長期投資をしている方は、思うようにいかない時こそ、規律を守り、計画通りの投資を続けることが大切だと思います。


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