00
Natixis Surveyのリサーチについて


Natixis Surveyは2020年3月16日から4月24日までに、

世界16か国の、平均20年以上の業界経験を持つ、2700人の金融専門家(ウェルスマネージャー、投資アドバイザー、ブローカー)など対して調査したところ、

〇S&P500は年間で約ー7.0%

〇MSCIワールド・インデックス年間約ー7.3%

の損失になると予想していることがわかりました。(2700人の平均)


参照「atixis Survey Finds Financial Advisors and Professionals Optimistic on Markets Despite Ongoing Volatility; Experts Forecasting 2020 Returns to Look More Like 2018 Than 2008



米国の専門家の見解


このうち米国では、

合計289億ドルの資産と平均22年の業界経験を持つ、300人の金融専門家を対象に調査しました。

その米国の300人のみの予想の平均値をみると

S&P500 年間 -3.6%
MSCIワールドインデックス 年間ー6.1%

と他国の専門家に比べて、やや楽観的な見通しをしていることがわかりました。


米、仏の専門家は自国の国内市場が上手く行くと考えています。

その他のほとんどの国(香港、イタリア、英国など)の専門家は、自国の国内市場がMSCIワールドインデックスを下回ると予想しています。

この点は個人的に非常に興味深く感じています。


〇参考「イギリスの専門家の見解(300人の平均)」

MSCIワールドインデックス ー6.9%
S&P 500   ー7.1%
FTSE 100  ー7.2%



今後、最大の懸念は・・・

00
参照 Natixis Survey

今後の市場については、

ボラティリティの高さがポートフォリオのパフォーマンスと、市場の見通しに対して最大のリスクと見られています。

米国の専門家に限って調査結果をみた場合、

65%はボラティリティを最大の懸念事項として挙げており、

次点で景気後退への懸念が64%で続いています。

地政学的なリスクが43%、米国大統領選挙は25%となっています。

低金利の環境について懸念を表明した回答者はほとんどいませんでした。

また、金融専門家(81%)が、現在の環境はアクティブな運用に有利な環境であると考えています。

(まあ、私は気にせずパッシブを貫きます)


個人投資家は過信しがち

同Natixis Surveyが

2019年の個人投資家にたいしての調査によると、

約62%の投資家がパッシブ投資について誤った安心感を持っていた。

72%の投資家はパッシブ投資に対するリスクを認識していなかったとし、

個人投資家の計画の中にリスク管理がほとんど組み込まれていなかったとしています。


今回の調査でも、

「個人投資家の多くがボラティリティに備えているとは言えなかった」と専門家らは指摘しています。

今回アンケートをとった専門家の、

〇67%が、個人投資家は市場低迷に備えていないと述べています。

〇75%が、11年間の強気市場が前例のないものであったことを個人投資家は忘れていたとしています。

〇81%が、強気市場が投資家をリスクをとることついて自己満足させていたと述べています。



感想・まとめ

もちろん、ちゃんとリスクを理解しそれに備え、

もしくは自分のリスク許容度に合わせた資産配分を守り、2~3月を無事乗り切った投資家の方も多いかと思います。

一方で、失敗したなあと感じる方や最近投資を始めた方は、

「リスクが実現するまで、投資のリスクを理解していない(76%)」という専門家の意見について、良く考えてみるといいかと思います。


もちろん、これらは予測や金融専門家の意見であり将来を保証するものではありません。

また、過度な楽観も、悲観しすぎも禁物だと私は思います。


「今」米国株式市場は懸念すべき問題やリスクが山積みのように感じるかもしれません。

しかし、私はリスクや様々な問題に対して、「常」に懸念し警戒しておくべきだと考えています。

(保険は常にかけておくものだと思います)

普通の相場といいますか、投資家にとって「丁度いい温度」が永遠に続くなんてことはありえませんから。


とまあ、私の意見はどうでもいいとして、

世界中の平均20年以上も経験がある(生き残ってきた)、

2700人の大先輩の意見や見解には少しだけ耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

これらの調査結果の中の、何か一つでも、

あなたの投資のお役に立てば幸いです。



↓応援クリックお願いします。すごく励みになります↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村



米国株ランキング