国際分散投資について。

以前、米バンガードの国際的な株式投資の事例(The case for global equity investing )というレポートを元に記事を書きました。

ポイントを要約すると、


①米国株と米国外の株式のパフォーマンスは循環的。

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②米国株式のみのPFに米国外株式を追加すると、ボラティリティが低下する。
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 米国株式
 米国外株式
 米国株60%・米国外株式40%


③国際的に分散したPFが最高のリスク調整後リターンを生み出した。
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以上 https://vanguardblog.com/2019/02/14/the-case-for-global-equity-investing-and-a-happy-marriage/comment-page-2/#commentsより引用

グローバルポートフォリオ(米国株60%・米国外株式40%)は、

この期間米国株式とほぼ同じリターンを残しつつ、リスクを抑える事に成功しています。

米国外株式(international)はMSCI World ex US Indexのリターン。

米国はMSCI USA Indexのデータを基に計算されています。


まとめ

確実とは言えませんが、

今後10年間、米国外株式のリターンが米国を上回る可能性があります。

米国株式のみポートフォーリオに米国外の株式を加えると全体的なボラティリティが低下すると予想します。

と、Vanguard Investment Strategy Groupの投資アナリストTed Dinucciはまとめています。



【海外の反応】

このレポートに対し、米国の個人投資家はどう反応したのでしょう。

スレのコメントの一部を紹介します。


〇ドン氏「国際分際派 テッドに賛成!」

保有銘柄の幅が広ければ広いほど、分散投資の幅が広がり、ボラティリティが低下します。

なぜ、もう半分も利用できるのに、世界の株式市場の時価総額の50%だけに投資エクスポージャーを制限するのですか?

確かに、近年米国株式市場のリターンは、海外市場を上回っています。

米国株式市場は最も流動的であり、おそらく、開示やコーポレートガバナンスに関する規定も世界の市場の中で最も厳しいものとなっています。

しかし、多くの外国市場は、政治的、規制的、市場リスクが大きいため、米国市場と比較して割安になっており、最近の米国のアウトパフォーマンスに比べて過小評価されています。

米国株式市場のリターンはその非常に優れたパフォーマンスによって(リターンが)ほとんど制限されています。

したがって、外国市場はやがて米国市場を上回ります。

個人的には、いわゆる「ホームカントリーバイアス」を回避するために、ポートフォーリオの60%は米国株であり、40%は外国株としています。私はその割り当てに満足しています。

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こんな感じで、長文で熱いコメントを投稿しています。

一人一人丁寧に紹介すると長くなるので、以下簡単に、個人的な意訳をしつつ紹介します。




〇スティーブ・S  「国際分散やめてよかったわ」

私は15年以上前に国際分散をやめたけど、後悔したことはありません。

さらに、この最新のレポートで言及していないのは、S&P 500の収益の35〜40%が、多国籍企業を通じて米国外から来ているということです。

海外の会社の利益を得る事はできませんが、個人的にそれで大丈夫です。

私は米国の規制などは完全に理解しています。

私は常に「知っているものに投資」をします。

私はバフェットとボーグルの大ファンです。ボーグルは個人的に国際的に分散していなかったと言っていました。

間違いなく私はバンガードが大好きですが、国際分散という問題について同意しません。


〇ハリスチャンドラ・P「過去のデータを無視すんな」

過去60年から100年の間に、資産クラスとして国際株式市場は米国のリターンに遅れをとってきました。

もちろん、誰も未来を予測することはできません。

しかし、過去のパフォーマンスを完全に無視するとしたら、どうすれば最初の一歩を踏み出すことができるでしょうか。


〇マイケルG「分散は米国株式市場に限定されるべき!」


長年にわたる国際分散の経験は、特に良いものではありませんでした。

私は古き良きアメリカに固執しETFに投資することにしました。主にS&P 500と米国株式市場全体に投資します。私は自分の計画に固執することで十分に報われました。

私は皆、幅広い分散に賛成です。しかし、分散は米国市場に限定されるべきだと私は考えています

米国市場は国際的な事業を通じて多様化しています。

また、米国外の多くの地域の政府の安定性も懸念しています。




感想

さて、いかがでしたでしょうか。

みなさんも一度は目にしたことがあるコメントばかりではないでしょうか。

今回は一部しか紹介しきれませんでしたが、もちろん他にもたくさんの意見がありました。


全体的に、「米国の個人投資家も私達とあまり変わらないなあ」という印象を私は持ちました。

また、米国の個人投資家だけが知っている「秘密のソース」のようなものは特にありませんでした。

逆に考えれば、日本の個人投資家もなかなかやるのかもしれません(笑)。


「米国株式」のみか「国際分散投資」か

米国でも熱い意見の交換が行われています。

そして未来は誰にもわかりません。

どちらを選ぶにせよ、

片側だけでなく、両方の意見・データなどを幅広く集めた上で、

じっくりと「自分の結論」を出すことが大切だと思います。


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