ファクター/スマートベータ戦略について

前回、「ファクター」に関するバンガードの見解などを紹介しました。

http://etfsp500.com/archives/23442397.html

今回は引き続きファクター戦略について書いていきたいと思います。


米国株式市場のファクター戦略についてより詳しく学びたい方は

バードン・マルキール氏も勧める「ファクター投資入門 」が入門書としてお勧めです。


過去、市場平均を上回ってきた「ファクター戦略」

過去の様々な学術的研究や調査によると、

特定の「ファクター」や「市場のセグメント」にエクスポージャーをとる事で、

リスク調整済みの超過リターンを得ることができるということが証明されています。



「各ファクターのプレミアム」と「市場をアウトパームする確率」

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ファクター投資入門より引用


バンガードのレポートより引用

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調査の対象の期間や方法が異なる事に注意。

このように、特定の「ファクター」にエクスポージャーをとることで、

〇市場を上回るリターンをあげる
〇リスクをそのままに高いリターンをあげる。
〇リターンはそのままにリスクをさげる。

などが可能だとされています。

「配当」にウェイトを置く戦略もこの一種となります。



ファクター戦略が難しい理由

しかし、ファクター戦略を実践するにあたって、

いくつか考慮しなければならない事があります。

詳細は後別記事にてまとめますが、

ファクター投資の難しい理由の一つとして、

市場平均を長期的に下回る「困難な時期」に耐えなければならないという点があげられます。

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バンガードのHPより引用

一般的によく知られる「バリュー」「サイズ」「モメンタム」などの6つのファクターは、

過去、最低「60か月=5年」以上、

市場平均を大きく(最大約-20%~-100%ほど)下回る時期を経験しています。



つまり、このような困難な時期でも、

正しく戦略を実行し続けなければ、

最初に紹介したようなプレミアム(超過リターン)を得る事はできなかったということになります。

「周りの投資家が儲かっている中、自分だけ損をし続ける」というような局面に、何年も耐える覚悟が必要です。


タイミング戦略との組み合わせは更に難しい

前回述べたように、勝ち組ファクターは循環します。

そのタイミングやどのファクターが次の主役となるかは誰にもわかりません。

http://etfsp500.com/archives/23442397.html

タイミングを計ろうとすることで、「高値掴みや安値売り」を繰り返すリスクもあります。



まとめ

以上の事から、

初心者の方や株式投資に人生のリソースを費やしたくない方は、

時価総額加重のインデックスファンドに投資をする事をお勧めします。


「配当」や先程の6つなど、

特定のファクターに、ウェイト置く戦略を採用しようとお考えの方は、

自身の「リスク許容度」と「時間的な余裕」をよく考慮する必要があります。


また自分に「意欲」と「能力」、困難な時期でも折れない「強い意志」があるかを、事前に確認することが大切です。


私は、決してアクティブ戦略をする方を否定しません。

ただ、もしやるのなら、採用する戦略の理解を深め慎重に行うことが大切だと思います。

いずれにせよ、読者の皆様の資産形成の成功と幸運を祈っています。


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