
14日の米国株式市場は急伸。
2020年1~3月期の決算発表シーズンが本格的にスタートしました。
ダウ +2.39%
S&P500 +3.06%
ナスダック +3.95%
14日、米国株式市場は主要3指数が2~4%上昇。
初日はトランプ政権がロックダウン(都市封鎖)措置を緩和する可能性があるとの期待感が、
企業決算についての懸念を相殺しました。
米国経済活動再開へ向けた動き
14日、米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は、
トランプ大統領が、数日中に米経済活動再開に向けた指針について、重要な発表を行うと明らかにしました。
トランプ大統領は、先日米経済活動の再開時期は自身が決定すると表明。
一部地域では5月1日をめどに再開したい考えを示唆しています。
参照 「トランプ大統領、米経済再開巡り数日中に重要発表」
一方、感染症研究所のファウチ所長は、米経済活動を5月1日に再開する目標は「やや楽観的すぎる」としています。
米経済再開、5月1日目標は「やや楽観的すぎ」
米国企業の決算について
〇ジョンソン・エンド・ジョンソンは急伸。
売上高・EPSは予想を上回りました。
2020年の通期の新ガイダンスは下方修正されましたが、四半期増収と増配が好感されました。
〇JPモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴは下落。
貸倒損失に備え多額の引当金を確保したことで、利益は前年同期から大幅に減少しました。
新たな会計規則で、銀行は貸倒れを予測し、引当金を用意する必要がありました。
JPモルガンの貸倒引当金は前年同期より68億ドル増加の83億ドル。
Wファーゴも前年同期の8.5億ドルから38億ドルまで積み上げています。
また、JPモルガンのダイモンCEOは、決算発表後に
「米国経済は、少なくとも6月、7月または8月まではフルに再開できないだろう」
「国を支援するために、多少JPモルガンの収益が悪化しても構わない」
とコメントし、覚悟を示しました。
また、世界貿易機関(WTO)は2020年に世界のモノの貿易量が13~32%減ると試算。
世界金融危機のときよりも貿易は大幅に落ち込むとしています。
これらの指摘や可能性も忘れてはいけません。
まとめ
今後続いていく決算の内容や米国経済再開に向けたニュースにより、
株価は上昇(もしくは失望により下落)するかもしれません。
しかし、
未来は正確には誰にもわからないわけですから、
ジェットコースターのような日々のニュースに一喜一憂してはいけません。
個人的には特定のシナリオに賭けるのではなく、
資産のバランスを維持することが大切だと思います。
「全降り」も「人生の全てを賭けた勝負」も(止めはしませんが)あまりおすすめはしません。
14日、米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は、
トランプ大統領が、数日中に米経済活動再開に向けた指針について、重要な発表を行うと明らかにしました。
トランプ大統領は、先日米経済活動の再開時期は自身が決定すると表明。
一部地域では5月1日をめどに再開したい考えを示唆しています。
参照 「トランプ大統領、米経済再開巡り数日中に重要発表」
一方、感染症研究所のファウチ所長は、米経済活動を5月1日に再開する目標は「やや楽観的すぎる」としています。
米経済再開、5月1日目標は「やや楽観的すぎ」
米国企業の決算について
〇ジョンソン・エンド・ジョンソンは急伸。
売上高・EPSは予想を上回りました。
2020年の通期の新ガイダンスは下方修正されましたが、四半期増収と増配が好感されました。
〇JPモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴは下落。
貸倒損失に備え多額の引当金を確保したことで、利益は前年同期から大幅に減少しました。
新たな会計規則で、銀行は貸倒れを予測し、引当金を用意する必要がありました。
JPモルガンの貸倒引当金は前年同期より68億ドル増加の83億ドル。
Wファーゴも前年同期の8.5億ドルから38億ドルまで積み上げています。
また、JPモルガンのダイモンCEOは、決算発表後に
「米国経済は、少なくとも6月、7月または8月まではフルに再開できないだろう」
「国を支援するために、多少JPモルガンの収益が悪化しても構わない」
とコメントし、覚悟を示しました。
IMFの見通し
IMFの見通しでは、大半の国で新型ウイルスの感染拡大が第2四半期にピークに達し、下半期に後退することを想定しています。
IMFの見通しでは、大半の国で新型ウイルスの感染拡大が第2四半期にピークに達し、下半期に後退することを想定しています。
「パンデミックが第3四半期を通して続いた場合」
世界の成長率が3%落ち込み、事業破綻や失業の長期化の傷が残ることから21年の回復は遅くなる。
世界の成長率が3%落ち込み、事業破綻や失業の長期化の傷が残ることから21年の回復は遅くなる。
「21年に再び感染が拡大、一段と規制せざるを得なくなった場合」
基本シナリオに基づいた21年のGDP見通しは5~8%低下し、世界経済が2年連続でマイナス成長となる。との懸念も示しています。
基本シナリオに基づいた21年のGDP見通しは5~8%低下し、世界経済が2年連続でマイナス成長となる。との懸念も示しています。
また、世界貿易機関(WTO)は2020年に世界のモノの貿易量が13~32%減ると試算。
世界金融危機のときよりも貿易は大幅に落ち込むとしています。
これらの指摘や可能性も忘れてはいけません。
まとめ
今後続いていく決算の内容や米国経済再開に向けたニュースにより、
株価は上昇(もしくは失望により下落)するかもしれません。
しかし、
未来は正確には誰にもわからないわけですから、
ジェットコースターのような日々のニュースに一喜一憂してはいけません。
個人的には特定のシナリオに賭けるのではなく、
資産のバランスを維持することが大切だと思います。
「全降り」も「人生の全てを賭けた勝負」も(止めはしませんが)あまりおすすめはしません。
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。