
資産配分が重要。
長期間、よく分散されたポートフォリオを運用する場合、
その成果のおよそ80~90%は、どう資産を配分するかによって決まります。
しかし、正しい資産配分を考え、ポートフォリオを構築することは、
実は戦いの半分にすぎません。
投資を成功させるためには、その資産配分を長期間、適切に管理し続けることが必要です。
2つのポイント。
最初に投資計画を建てる際、
①リスク許容度
②投資目標
③投資可能な期間
などに合わせて、各々自分に合う適切な資産配分を決めたと思います。
しかし、投資はそこで終わりではありません。
投資を続けていくうえで、定期的に確認しなければいけないポイントが2点あります。
①自身の投資環境の変化
自分自身のリスク許容度は環境によって変わる事があります(結婚やリタイアなど)。
また自身の投資可能な期間も時間とともに変化していきます。
②資産配分の変化
最初に定めた資産配分が、時間とともに変化していく可能性があります。
例)年平均リターンが「株式8%、債券2%」だった場合。
「株式:債券 50:50」のポートフォリオは、4年が経過すると「株式:債券 56:44」へと変化します。
どちらケースも、元の計画から大きく外れた場合には、バランスを調節し、コースから外れないようにする必要があります。
安く買って高く売れ
資産配分を維持するよう、自身を説得するのは難しいかもしれません。
株式市場が調子のいい時に株を手放すことも、
株式市場が下落している時に株式を購入する事も、本能に反するかもしれません。
でも、よく言われている投資の格言を思い出しましょう。
「安く買って、高く売れ」
資産配分を維持することは、それを実践しているだけなのです。
資産配分の変化に対応する。
1~2年程前、市場が好調な時期、リバランスは必要ないという声も聞かれました。
株式市場が上昇している場合、計画よりも大きく株式への割り当てることは魅力的で無害に思えるかもしれません。
しかし、市場の上昇が永遠に続くことはありません。
市場の流れが変わるとき、下落に対して、ポートフォリオのリスクレベルが自身のリスク許容度をオーバーしてしまう可能性があります。
そうなると「狼狽売り」や、本来予定していたよりもお金が足りなくなるという最悪の結果に繋がります。
株式市場が上昇している場合、計画よりも大きく株式への割り当てることは魅力的で無害に思えるかもしれません。
しかし、市場の上昇が永遠に続くことはありません。
市場の流れが変わるとき、下落に対して、ポートフォリオのリスクレベルが自身のリスク許容度をオーバーしてしまう可能性があります。
そうなると「狼狽売り」や、本来予定していたよりもお金が足りなくなるという最悪の結果に繋がります。
下落時でも同様で、恐くても、適切に株式に資産を割り当てなければ、将来期待しているリターンは手に入らなくなります。
資産のバランスを維持することが大切なのです。
難しい方やめんどくさい方は自動的にリバランスするファンドを選択するのも一つの手です。
人生も変化します。
目標や人生に重要な変化があった場合は、資産配分を見直す必要があります。
一番わかりやすいのが時間です。
投資可能な時間は常に短くなっています。
20年先を見据えた計画と、投資期間が残り数年という場合では、理想とする資産配分は変わってくると思います。
自身のリスク許容度や投資可能期間の変化に伴い、資産配分を確認することも大切です。
リバランスの難しさ
投資可能な時間は常に短くなっています。
20年先を見据えた計画と、投資期間が残り数年という場合では、理想とする資産配分は変わってくると思います。
自身のリスク許容度や投資可能期間の変化に伴い、資産配分を確認することも大切です。
リバランスの難しさ
普遍的に最適な資産配分がないように、普遍的に最適なリバランス戦略はありません。
リバランスは自身の許容できるリスクから外れないため、また当初計画していたリターンを得るために大切な戦略です。
よく見る長期投資の期待リターンなどは、長期間資産配分を適切に維持し、投資を続けなければ手に入りません。
しかし、リバランスにはコストがかかります。
一つの目安
バンガードの調査によると、
リバランスは自身の許容できるリスクから外れないため、また当初計画していたリターンを得るために大切な戦略です。
よく見る長期投資の期待リターンなどは、長期間資産配分を適切に維持し、投資を続けなければ手に入りません。
しかし、リバランスにはコストがかかります。
一つの目安
バンガードの調査によると、
よく分散された株式と債券ファンドのポートフォリオにおいて
(リターンパターン、平均リターン、およびリスクに関する合理的な期待を想定した場合)
1年または半年ごとの頻度、および割合(5%のしきい値等)でリバランスを行うのが
ほとんどの投資家にとって、リスク管理とコスト最小化の間の合理的なバランスがとれるとしています(例外もあります)。
参考 https://personal.vanguard.com/pdf/ISGPORE.pdf
そして、バンガードは今回の下落に対し、一貫して「資産配分を維持すること」
つまり、「(もしできるなら)リバランスして株を買うように」と促しています。
まとめ
コロナウィルスなどの影響で、ボラティリティが高い相場が続いています。
様々な市場予想があふれ、楽観論・悲観論どれを信じればいいのかわかりません。
そんななか「規律を守る」「資産配分を維持する」という単純な戦略は、
将来の期待リターンを維持するうえで、
また自分のリスク許容度を超えないよう投資を続けるする上で
とても強力な武器となり、堅牢な盾となります。
わからないことをあれこれ考えるよりも、
「資産配分の維持」や「コスト」。「より多くの資金を拠出する」など自分のできる事に注力した方が合理的かつ効率的だと私は思います。
私はこれからも規律を守り、自分のできる事に注力しながら、
バンガードS&P500(VOO)に投資を続けていこうと思います。
↓もしよろしければ応援クリックお願いします。すごく励みになります↓

にほんブログ村

米国株ランキング
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。