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投資家と株価の下落について。

今回は、株価が下落したり、市場が不安的な時に

「気をつけるべきこと」について、

「行動経済学」の視点から話していきたいと思います。


「いきなり何言ってんの?」

と思う方もいるかもしれませんが、

できるだけ簡単に、シンプルに書きますので

どうかお付き合い下さい。


セイラー教授の実験。

今回紹介するのは「セイラーのリンゴ」という実験です。

リチャード・セイラー教授は、

行動経済学の権威として知られています。

2015年 アメリカ経済学会会長に選出
2017年 ノーベル経済学賞受賞

著書「行動経済学の逆襲」などが有名ですね。


おもしろい所では、すこし前に話題となった「マネー・ショート華麗なる大逆転 」という、サブプライム住宅ローン危機を描いた映画に、本人役でさらっと出演しています。



さて、本題に入りましょう

基本的に、人間は、

現在を過度に重視し、将来を過小に捉える傾向があります。


その性質をよく表した

「セイラーのリンゴ」という実験があります。

「実験Ⅰ」


①今日、リンゴ一個もらえる
②明日、リンゴ二個もらえる

ここで忍耐力のない(典型的な)人達は、

①を選びました。

後で手に入れる大きな利益よりも、

目の前の小さくても確定的な利益を望む。

ここまでは、直感的に理解しやすいと思います。


「実験Ⅱ」

①一年後、りんご一個もらえる
②一年と一日後、りんご二個もらえる

この場合、なんと

「①を選ぶ人はほとんどいない」

という事をセイラー教授は発見しました。


人間は遠い将来の事になると、

多少後回しにしてでも、多くの成果を求める傾向があることがわかりました。


まとめ

この実験では、人はどういうわけか

明日のリンゴは待てないのに、

一年後には、二つ目の利益を獲得するために、もう24時間待つ事を望む。

という、不合理な行動をとる傾向があるということがわかりました。



「利用可能性ヒューリスティック」

これは、後の研究で検証されることになる、

「利用可能性ヒューリスティック」と

似たようなものが原因であるとされています。

つまり、目先の事に目を奪われてしまう性質の事です。


「利用可能性ヒューリスティック」とは
「取り出しやすい」記憶情報を、優先的に頼って判断してしまうこと。

記憶に残っているものほど、頻度や確立を高く見積もる傾向

探せる記憶だけが事実になること。

自分の記憶から簡単に呼び出すことができる情報により、バイアスがかかってしまうこと。


 https://valueinnovation.biz/heuristic/ より引用

投資家にとってこのバイアスは、

大きな間違いを引き起こす原因となります。



結論

投資による間違いのほとんどは、

「感情」によって引き起こされると言われています。

「利用可能性ヒューリスティック」や「不合理な時間選好」など

間違った判断、思考に陥っていませんか?


市場が不安定な時こそ、

目先の事に目を奪われてしまわぬよう、

気をつけなければいけません。


また、自分の記憶やイメージ、

直近の出来事の印象や一部の情報を

「真実」と思い込んでしまわないよう気をつけなくてはいけません。


大切なのはミスをしないこと。

人間は元々、

本能的にいくつかの間違いを犯しやすい性質があります、


それを過小評価せずに、

謙虚に学び、できる限り間違いを減し、

合理的な行動をとるように勤めることが大切だと思います。


「敗者のゲーム」ではありませんが、

間違いをできる限り減らす事で、

市場から適切なリターンの分け前を貰う事は可能なのです。


より多くのリターンや、一発を狙いたくなる気持ちも理解できますが、

是非、それと同じかそれ以上に、

「間違いをいかにして減らすか」を

考える事が重要だと思います。


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