セクター戦略について

今回は、セクター戦略についてです。

主に、ここ最近投資を始めて、情報セクターに集中投資(オーバーウェイト)している方に向けて書いていこうと思います。


重々わかった上で、集中投資をしている方にとっては、

聞き飽きた話かもしれませんが、どうかお付き合いいただければ幸いです。


セクターETFを用いた検証
  
今回は、米国の各セクター投資をする現実的な手段の一つとして、

バンガードのETFの過去のリターンを使って過去のリターンを振り返ってみたいと思います。

データはhttps://www.portfoliovisualizer.com/を参照。


2014年1月~2020年1月
 
S&P500のリターン 11.69%(ドルベース)

00


〇情報セクター ヘルスヘア 公益

×エネルギー 通信サービス 素材 生活必需品 

2018年に一部セクターに変更があった点に注意。



2005年1月-2010年12月

S&P500 2.63%(ドルベース)

00

〇エネルギー 素材 生活必需品 公共事業 通信サービス

×金融 一般消費財


先程の「2014~20年」の間と比較すると

セクターETFのリターンの優劣が、

たった10年で大きく変わっていることがわかります。

当たり前ですが、今の各セクターのリターンの差が将来も続くとは限りません。


補足

2004年途中に設定されたETFを含むため、2005年から切り取ってみました。

特に他意はありません。割と適当です。

(逆に、変にITバブルを絡めて情報セクターを意図的に貶めるよりはいいかなとも思いました。)


セクター戦略・考慮すべきポイント

市場サイクルや景気の動向によって、

特定の市場セクターや業種を意図的にオーバーウエイトもしくはアンダーウエイトする。

セクター戦略を行ううえで、考慮すべきポイントがあります。


それは、

市場全体(S&P500など)に投資をして、何も変更しなかった場合より

最終的には、悪い結果となる可能性もあるということです。

(サテライト戦略も似たような面があります)


長期的に市場をアウトパフォーマンスし続けるためには、

買い・売りを問わず、市場や景気の動向を適切に分析し、

「利益が期待できるセクター」と「投資のタイミング」を正しく見極める必要があります。

ですので、セクター戦略は、実は言うほど簡単ではないと個人的には思います。


セクター戦略を利用して、長期的に市場平均を上回る事も不可能とまでは言いません。

が、少なくとも初心者の方には割と難易度が高いようにも思います。


今回は一例として「情報セクター」を中心に話をしてきましたが、

基本どのセクターにも同じような事が言えると思います。


このセクターに投資をしていれば、

常に市場を上回るという「特効薬」のようなものはありません。

市場を上回るセクターを狙うことによって、

引き受けることになるリスクもよく考える事が大切です。


構成企業すべてが良い・悪いわけではない


また、そのセクターの企業すべてが良い・悪いというわけではないことに注意が必要です。

情報セクターやナスダックにも足を引っ張る企業も有れば、

他のセクターにも市場を大きく上回る企業もありますので、

個別銘柄投資をされている方は、視野を狭めない方がいいかと思います。



感想・まとめ

私自身は「情報セクター」に関していえば、

本当に中立で、特に好きでも、嫌いでもありません。


ただ、もしS&P500(除く情報セクター)というETFがあっても

私は投資をしないと思います。

IT企業は米国の強みであり、

米国株式市場にとってはなくてはならない、必要なセクターだとは思います。


正しい分析の元、意図してやられている投資家の方々には、

特に私からどうこういうつもりはありません。


一つの「問いかけ」です。

また、セクター戦略そのものを否定するつもりはありません。

ただ、最近の流りや直近のリターンなどだけを見て、

特定のセクターだけに賭けていて「本当に大丈夫?」という問いかけです。


近年の市場の様子が永遠に続くとは限りません。

特に最近投資を始めた方は、他の可能性について、

今一度考えてみて貰えれば幸いです。


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