FRBがリセッションと闘う弾薬尽きている可能性

2月12日のブルームバーグの報道によると

FRBのパウエル議長は、

米金融当局には次のリセッション(景気後退)と闘う弾薬がないかもしれないとほぼ認め、

議会に支援の用意を促した。
とのことです。


景気後退と政策金利
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画像はWSJより引用

薄い水色の縦のラインが米国の景気後退を表しています。


FRBが体制を整えた、

1935年以前とそれ以後で

景気後退を表す青色のラインや回数や太さを比較すると、

FRBの重要性は一目瞭然だと思います。

(政策金利等を用いて、インフレや雇用の適切な状態に保つ事等)



現在の金利では・・・
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画像はブルームバーグ参照

FRBは金融危機の後、金利を下げ、

いち早く経済の回復を促すなど、

米国経済において重要な役割を果たしてきたといえます。


しかし、現在の1.75という低い金利では、

FRBにも、できる事は限られています。


ITバブルやリーマンショックの時のように金利を下げることができません。

つまり、クッションが薄い状態で、

次の危機や景気後退を迎える可能性もあるわけです。


また、パウエル議長は、

日本や欧州のようにマイナス金利を導入することはない。

「FRBが検討している手段ではない」としています。


財政政策による支援が重要

現在の低金利は

〇「景気が弱くなった時に財政政策による支援が重要になることを意味する」

〇「短期金利を再びゼロにまで引き下げることを余儀なくされた場合は、量的緩和(QE)など前回のリセッション(景気後退)で使用した政策手段を採用する」

とパウエル議長は発言しています。


また、パウエル議長は、

将来の財政出動のために財政赤字を抑制するよう呼び掛け、

「景気が堅調な時期に連邦政府の財政を持続可能な軌道に乗せておけば、次の下降局面で経済安定化支援のために財政政策を活用する余地が確保できる」

としています。

いやいや、FRB(金利)も!。というツッコミは野暮でしょう。か(笑)。



まとめ・感想

FRBでは、現在金利0%でも機能する政策ツールの

開発、研究、議論はされているとのことですが、

実用性や効果は、実際にやってみなければわかりません。


議長の言うように、財政政策も用いるという手段もありますが、

米国の巨額の財政赤字や

政治の影響などの問題を抱えており、

(税金を使う事に対しての反対・抵抗。リーマンショックの時もメディアや米国民の反発はすごかった)

こちらもその時、議会がどの程度まで支援のしてくれるかはわかりません。


それでも、米国はまだマシな方で、

今後は多くの国で、中央銀行の影響力が低下・もしくはほどんどない状態で、

好景気と不景気のサイクルが起こる時代を覚悟する必要があるのかもしれません。

結論

決して、先行き予想や、悲観論というわけではありませんが。


ITバブルやリーマンショックの後、比較的、素早く順調に回復した米国も、

次も上手く行くとは限らない。

もしかしたら昔のように長期停滞することがあるかもしれない。

という可能性も考慮し、

ある程度、備えや心構えしておく必要があると思います。


直近で何がどうこうというわけではありませんが、

ある程度、不測の事態の事も考慮して、

各々のリスク許容度に応じて、無理のない資産配分で投資を続ける事が大切だと思います。


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