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バフェットと外国為替


世界一の投資家ウォーレン・バフェットは

2002年に人生初めて外国為替取引をしました。

当時のアメリカの貿易赤字による巨額債務を懸念しての事です。


バークシャーは、02年末時点で

12の通貨に渡って214億ドルの外国為替取引を結んでいます。


バフェットは、なぜ外国為替取引をしたのか
一人のアメリカ人として、

私はこの問題が穏やかに決着する事を望みます。

おそらく、私の鳴らした警鐘は不要のものだとわかるでしょう。


悲観論者は、我が国の活力と回復力の前で何度も笑いの種になってきました。


しかし、

バークシャーでは、何十億もの現金に準ずる資産をドル建てて保有しています。

したがって、私は少なくともそのポディションを一部相殺するような為替取引を結ぶことで、ずっと気分が落ち着くのです。


バークシャー 2002年の年次報告書より

通貨・為替の問題は、

海外に投資をする私達にとって、

きってもきれない話だと思います。


大切な教訓

そしてもう一つ、

あれだけ米国と米国株式市場を信頼しているバフェットでも、

常に手元には十分な現金残しており、

更には通貨を分散したりと、

不測の事態やリスクにしっかりと備えている事がわかります。



後日談

バフェットは2005年に外国通貨への直接のポディションを一部手仕舞いにしました。

(米国とその他の国の金利差で、マイナスのキャリーが生じるようになったため)

結果的に、この間約20億ドルの利益をだしました。


しかし、その後も外貨建ての企業の株式を買う事で、

部分的にそのポディションを引き継いでいます。


15年前の手紙

米国は豊かであるがゆえに(中略)

経常収支の大幅な不均衡(貿易赤字)の悪影響が生じないまま、長い間続くかもしれません。

しかし、状況が何も害をもたらさないまま、

永遠に続くかどうかは疑わしいと感じています。


アメリカ人は(中略)あるいは、どこかの時点で

渋々その問題に取り組まなければならなくなるでしょう。


バークシャー 2005年の年次報告書より

バフェットは当時から

米国の貿易政策によってドルに絶え間なく圧力がかかること、

そして貿易問題、

特に巨額の貿易赤字について懸念していたようです。



感想など

通貨に対して考える事もそうですが、

米国を「信じること」と「妄信する」ことは、

似ているようで、非なるものだと思います。


私個人としても、

米国株式市場に対する信頼は揺るぎません。

ただ、その一方で、

懸念や問題、リスク等も十分に考え、

理解する必要があると思います。

そこは絶対に目を背けてはいけません。


十分に不測の事態に備えつつ、

心と懐に常に余裕を持って、投資を継続することが大切だと思います。


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