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米国と米国を除く市場のサイクル


米国市場が好調の時に、米以外の市場が低迷し、

米国以外の市場が好調の時に、

米国市場が低迷するという局面は、

これまで何度もありました。


世界の株式市場の年率複利利回り

世界の株式市場の年率複利利回りと標準偏差を見ていきましょう。

ドルベース ()が標準偏差

「1970~2006年」


全世界  10.81% (17.07)
米国   10.84% (17.10)  
EAFE    11.57% (21.93)


「補足」

EAFEとは(欧州、豪州、極東)の事で、米国およびカナダを除く先進国を対象としています。

数字はジェレミー・シーゲル著「株式投資 第4版」を参照



「1970~1979」

全世界    6.96% (18.09)
米国     4.61% (19.01)  
EAFE    10.09% (22.77)


バンガード社を始め、今後10年米国株式のリターンが

およそ5%程になると予想している運用機関があります。

ここ10年の米国株式市場のリターンを振り返ってみると、

低くすぎると感じる方もいるかもしれません。


しかし、過去の市場を振り返えってみると、

10年間、米国市場の市場の平均利回りが5%を下回っていた時期が実際にあったわけです。

当然、今後も全然ありえることだと私は思います。


「1980~1989」

全世界   19.92% (14.59)
米国    17.13% (12.52)  
EAFE     22.77% (23.28)


70年代と比べ、

全体的に株式市場のリターンが大きく改善されていますね。

しかし、70年代と80年代の20年に渡って、

米国株式市場は、欧州・日本等をはじめとする、

米国以外の株式市場のもたらしたリターンを下回っていたことがわかります。

20年は決して短くはありません。


「1990~1999」

全世界   11.96% (13.94)
米国    19.01% (14.39)  
EAFE      7.33% (16.93)

90年代になると米国株式市場は、他の市場を引き離し大きな成長を見せました。


「2000~2006」

全世界   4.65% (20.76)
米国    2.45% (18.35)  
EAFE     7.08% (23.85)

しかし、2000年代に入りITバブルが弾けると再び、

米国以外の市場の後塵を拝することになりました。



初心者の方がたま~にやる失敗。

米国株へ投資を始めたばかりの方がたまにやる失敗として

〇リーマンショック以降のリターンのみで比較

(近年できたETFの設定来のリターンを比較する場合など)

〇90年代~現在(ここ30年)での比較

(期間をここで切り取ると米国市場は強い)

など、このような理由「だけ」で、

米国のみでいいと結論づけてしまう事です。


まとめ

米国株式市場はとても素晴らしいリターンを投資家にもたらしてきました。

それは間違いありません。

確かに、私も米国株式をポートフォリオの中心として考えるべきだと思います。

S&P500も素晴らしいと思います。


その一方で、

先程のような数字を振り返ってみると、

十分に世界中に分散をすることの意義・合理性も十分に感じられると思います。


例えば、

70~80年代。20年という期間はそう短くはありません。

投資可能な期間が短い方なら特に国際分散が重要になると思います。


米国以外の株式をポートフォリオに加えるべき最大の理由


米国以外の株式をポートフォリオに加えるべき最大の理由は、

米国より利回りがよい(良くなる予想だから)という理由ではありません。


過去サイクルのようなものもありましたが、

今後どのように変化するかはわかりません。


それでも真剣に国際的分散投資を考えるべき理由は、

ポートフォリオの分散化によって、期待リスク(標準偏差)を減らす事ができるからです。


もう一度、

本当に米国株式のみのポートフォリオでいいのか、

良く考えてから、投資をするようにしましょう。


私は、今月もバンガードS&P500ETF(VOO)に投資をしました。


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