金融危機の「後」のアドバイス

世界一の投資家、ウォーレン・バフェットは、

08~09年の金融危機の後、

「危機の際には、勇気と組み合わせた現金には計り知れない価値がある」

という至言を残しました。


実は金融危機「中」にもアドバイスを

あまり知られていませんが、

実はバフェットは、

金融危機の真っただ中の08年冬、

ニューヨークタイムズに論説を載せています。

タイトルは「アメリカを買おう。私はそうしている」


論説(アドバイス)の内、

〇株価は充分に割安だ。

〇もっと下がるかもしれないが、底値を待つのは愚か者のゲームだ。

〇インフレ対策に株が最適


そして

「今後一年間、自分の個人投資はすべて株式市場で行う」と宣言しました。

(なおバークシャーは債券市場やデリバティブでも・・・笑)

今思えば、どれも真っ当なアドバイスだと思います。


釣られた投資家達

この論説が発表された当時、ダウ平均は約8900ドルでした。

何人もの投資家がバフェットの助言に従いました。

その後、ほどなくダウ平均は7000ドルを下回るまで下落しました。

投資家達は深く後悔しました。



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バフェットの誠意と批判

バフェットは大衆が自分の助言に従い、

後を追うのを重々承知しており、

めったに論説などを書かなくなっていました。

が、この危機において、めずらしく筆を取りました。


普段からバフェットは、

余程の確信がない限り、公の場で予想を述べたりはしません。

また自分の名声を安易に危険にさらすようなこともしてきませんでした。


しかし、それでも投資家達は、

バフェットの誠意についてを論じ、非難しました。


本心なのか、スタンドプレーなのか。

国民に対して本当に最善の助言をしているのか、

それとも愛国心をアピールしているだけではなのか。

「そうやって株価が上がればバークシャーが儲かるから論説を発表したのでは?」

なんて批判もありました。



後日談と教訓

その後、米国株式市場がどうなったかは、

みなさんがご存知の通りだと思います。


この話は、

投資家がいかに権威のある人の言葉や、

短期的な市場・株価に流されやすいかが

わかるいい教訓だと思います。

(そして、結果が悪ければ他人のせいにすることも)



そして何より、

例え、理屈をわかっていたとしても、

金融危機の時に正しい行動をすることが、

とても難しいということが伝わってきます。


バフェットが見込んだ投資家達も

ちなみに、

当時バフェットの後継者候補と目されていた、

バークシャーの4人のマネージャーの市場崩壊の時の動きについて

バフェットは、

「彼等は自分達を栄光でくるんだとは言えない」

と述べています。


そして、

「ただ、この時期はどんな投資マネージャーでもそうだった」

と付け加えています。


歴史は繰り返さないが韻を踏む

いつか来るであろう、

次のその時に、

(おそらく、とても困難であろう)

「正しい行動」ができるように、

私達は学び続けなければならないと、そう思います。


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