00
バフェットとインデックスファンド

バフェットとインデックス投資と言えば、

「10%を短期米国債・90%をS&P500インデックスファンドに」や

「プロテジェ・パートナーズとの10年に渡る賭け」

を連想する方が多いと思います。


アリス・シュローダーの見つけた「答え」

インスティチューショナル・インベスター誌から

2001・2002年の2年連続でNO1アナリストに選ばれ、

ウォール街に否定的なバフェットからも

自伝「スノーボール」の執筆者に選ばれた、

敏腕アナリスト、アリス・シュローダー。


その彼女が、

バフェット本人に何週間も張り付つき、

バフェットから全てを網羅したファイルや手紙類を

(驚くほど自由に)時間無制限でリサーチする許可を貰い、

ビルゲイツ・マンガー・家族・友人・クラスメイト・ビジネス関係者250人などに話を聞き、

5年に渡る取材のすえ、出した結論がこちらです。



バフェットの人生の教訓とは
「株式は長く持っているものだ。

生産性が上がれば、それにつれて株価も上昇する。


間違いが起きる場合はいくつがある。

売買のタイミングが良くないのが、その一つだ。

高い手数料を払うのも損のもとになる。


その二つを避けるには、

低コストのインデックスファンドを時間をかけて買うのがいい。

他人が怖がっている時には貪欲に、他人が貪欲な時にはおそるおそる。


ただし、市場を出し抜けるとは思わないこと。

アメリカの代表的な産業が好調を続けそうな時に、

優れた銘柄を選んで買えば

市場平均より値上がりが期待できると、なぜ思う?

アクティブ投資家で成功するのは、ほんの一握りだよ」

ウォーレンバフェット
アリス・シュローダー著 「スノーボール (改訂新版) より引用


「ウォーレン・バフェットの人生に何か教訓があるとしたら、

この言葉に含まれた真実こそ学ぶべきだろう。」

by アリス・シュローダー



お断り

この言葉の真実、裏側を説明するのはものすごく長くなります。

発言の直接の舞台は、2008年1月~2009年5月です。

が、この結論の背景には

実際にそこに至るまでの、バフェットの長い投資人生の全てが詰まっています。


もちろん、全部を紹介出来るわけではありませんし、

わかりやすさを重視し、簡略化して、

(それでも)何回かにわけて紹介しようと思いますので、

どうかご理解いただければ幸いです。


①「株式は長く持っているもの」

「投資は、二〇回しか穴を開けることができないパンチカードを持っているつもりで行うべきだ」

と発言しているように、

バフェットは昔から、できるだけ株を長期保有することを好んでいました。

また、周囲もそれがバフェットの投資手法だと信じています。

バフェットの発言集

「短期的に見ると市場はすっかり混乱し、合理的な時もあるが、長期的に見るとその証券の内在的に見合った価格になる。」

「長期的には、株主が’獲得する利益の総計は必然的に企業が生み出す利益と見合ったものになるはずだ。」(投資家はこの不変の原理をどれだけ見失うのだろうか)

「100年後にはNYダウは100万ドルに達する」

「迷った時はもちつづける」

「じっと動かないことで、金のほとんどを稼いだ」

どれもバフェットの言葉です。


これらは「株式は長く持っているものだ」

という1行目の文章をより強調するものだと思います。


②「生産性が上がれば、それにつれて株価も上昇する」

また、歴史を振り返れば

アメリカ企業が生み出した長期リターンと株式市場の累積リターンには

驚くほど関連があります。


00
ジャック・ボーグル著 「インデックス投資は勝者のゲーム 」より引用

今後も米国企業の生産性が上がれば、

それに伴って株価も上昇していくでしょう。



株式は長く持っているものだ。

生産性が上がれば、それにつれて株価も上昇する。」




もう少しだけ深堀します。

もう2点、ここから学ぶべきことがあります。

〇情熱の変化

〇意識と実際の動きとのギャップ

です。

情熱は、きっと音もなく流れていく・・・

アリス・シュローダーの分析。

そして、私自身の感想も同様なのですが、


投資や資産を増やす事に貪欲だった、

初期のバフェットは、より良いビジネスチャンスがあれば、

躊躇せずに次々と株を売りました。

1~3年で売却する事もよくありました。

(「意識と実際の動きとのギャップ」に関してはまた別の機会に)


バフェットの全盛期と言われる

BPL(バフェット・パートナーシップ)時代の

13年間の平均リターン年率29.5%の多くは、そうやって生まれていきました。

(同期間のダウは年率7.4%)


1960年代末にはバブルからパートナーを守るために、

ほぼ全ての株を売り払いパートナーシップを完全に解散しました。


しかし、年齢からか、資産が大きくなったからなのか、

徐々にそういう大胆な決断はしなくなり



1990年代には、バフェットの投資手法にもっと消極的な姿勢が忍び込む。

アリス・シュローダー


収入が悪化しても、他のビジネスに影響を与えない限り売らなかったり、

利益よりも、忠誠や周囲の評判を大切にしたり・・・

良くも悪くも、消極的な面が現れ始めます。

(マンガーから指摘されたりもします)


守りたいものが変わっていく。

これは私の個人的な意見なのですが、

バフェットは、若い頃と自身のやりたいこと。手に入れたいもの。

そして守りたいものが変わっていったように感じます。


バフェットが衰えたとはいいませんが・・・


少なくとも、普通の個人投資家にとっては、

投資に費やす、情熱・能力・体力・時間を

長期に渡って維持する事は容易なことではないと思います。


長い人生において、本当に大切な物は何でしょう。

そう考えた時、インデックスファンドが良い選択肢になるのかもしれません。



もし需要があれば、今後の予定として 

〇補足 「意識と実際の動きとのギャップ」

②「なぜコカ・コーラを売ら(れ)なかったのか」マンガーに怒られる。

③「我々はラストリゾート。バークシャーのバランスシートはジブラルタル要塞並みに難攻不落。なお全世界の株式市場が50%の下落とハリケーンの連携は想定していない模様」

④バフェット「時限爆弾」「金融の大量破壊兵器」に手を染める。

⑤NYタイムズにて論説「アメリカを買おう。私はそうしている」を執筆→「株価が下落」→「見出しを書いたのは私ではない」

➅現金が余る。現金が足りない。バークシャーAAA格付けからの転落(子会社も打撃)

⑦マンガー「バフェットはもっと簡単に、もっと金持ちになった(のにやらなかった)方法」


などを需要があれば不定期更新していこうと思います。

(なければやめます(笑))

まだ、第2回以降に関して一文字も書いていないので、

最後まで書ききれるかはわかりませんが、

頑張っていきたいと思います。


↓もしよろしければ応援クリックお願いします。すごく励みになります↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村


米国株ランキング