バフェットの人生に何か教訓があるとしたら・・・

「バフェットの人生に何か教訓があるとしたら、この言葉の真実を学ぶべき」

シリーズ第1.5回目です。

「何のこと?」という方は是非第1回をご覧ください。

http://etfsp500.com/archives/21897132.html


今回のテーマは「理想と現実」

言い換えると

「意識と実際の動きとのギャップ」

「バフェットの二面性」


「理論上、理論と実践の差に違いはないが、実際にはある」


というような内容です。


今回の内容は、

バフェットの言葉のここら辺にかかります。

ただし、市場を出し抜けるとは思わないこと。

アメリカの代表的な産業が好調を続けそうな時に、優れた銘柄を選んで買えば市場平均より値上がりが期待できると、なぜ思う?

アクティブ投資家で成功するのは、ほんの一握りだよ。
それでは、はじめます。



ソーサと松井秀喜と落合博満氏

いきなり、何言ってんだこいつと思ったかもしれません。

でも、これが一番良い例えだと思い採用しました。

(バフェットは野球好きなのでなんとか・・・)


野球に興味のない方はごめんなさい。

できるだけわかりやすく説明するので、

どうかお付き合い下さい。


アドバイスの「デメリット」

1998年、サミー・ソーサ選手が日米野球で来日した時、

松井秀喜選手はバッティングのアドバイスを受けました。

その一つが「軸足回転」という概念でした。


尊敬する、偉大な打者(だった)ソーサから教わり、

「軸足回転」を意識し過ぎた結果、

松井選手は、スイングの際に体が捕手寄りに倒れるようになってしまいました。


松井秀喜(軸足に残して打とうとして、体が倒れている)
00
これではボールは飛びません。

(ゴロ・キングと呼ばれていた頃です。)


理論と現実のギャップ

ところが、ソーサの場合、

意識の上では軸足回転のつもりでも、

(構えの時点では、確かに軸足に体重が残っています)

実際に、打つ瞬間には、綺麗に体の中心で回転しています。

サミー・ソーサ
00
頭で意識している理屈と実際に表現している動きが異なっていることがある
と落合博満氏は解説しています。


ボールに負けないように、

無意識にバットを軌道修正する。

この動きの修正がスイングに余分な動きを生み出す(スイングが波打つ)。

これではいくら(才能のある)松井といえども(略)・・・・

と落合博満氏は述べています。


理論を実践するために、

本来やるべきではないことをしていまっている。

これでは本末転倒です。


上手い人の真似をする難しさ。

そして、技術を会得する難しさがわかる良い話だと思います。


さて、投資の話に戻りましょう。

もうカンの良い方は、教訓を察したと思います。

今回の結論を先に言うと

「凄腕投資家の理論・手法を安易に真似るのは危ない」

(中途半端に真似るくらいならインデックスファンドの方が良い)

という話です。


松井選手だってバカじゃありません。

でも日本人史上トップクラスの打者でも、

アドバイスの罠にはまるのです。

アドバイスする側に全く悪意がないとしてもです。


〇掘り下げと考察

「バフェットの二面性」

〇バフェットは「ITや航空会社に投資をしない」と発言しました。

でも、投資をしました。


〇「IBMの長期的な展望は明るい。堀がある。株価は低いままを望む」

でも、やっぱり売りました。


〇「企業は永久に保有するのが理想」

ディズニーは1年で売却しています。

他にも投資した会社を1年程で売却するケースは多々あります。


バフェットの投資手法とは?


サヤ取り、為替取引、デリバティブ、ハイイールド債、裁定取引など・・・・

一見、バフェットには似つかわしくないと感じるこれらの手法を、

バフェットは過去(儲かる確率が高い時は)普通に採用しています。


これらの行動を「バフェット」と思えば、

違和感を感じるかもしれません。

ですが、これが「合理的かつ冷徹な敏腕投資家」なら

当たり前の行動のようにも思えます。


私見ですが・・・

バフェットには周囲や社会の評判を気にしたり、意識して発言・行動している時。

いわゆる、賢人。教育者。メンター。人格者。対マスコミ向け。として一面と


相手の弱みに付け込みバフェッティング(押しの一手・値下げ交渉)したり、

助けを求めてきた企業を(儲からないからと)突き放したり、

儲けるチャンスには貪欲で、計算高く、

あらゆる手法を駆使し、

リスクはできるだけ負わず、

お金・利益にならない事はしないという、

冷徹で合理的な投資家としての一面があります。

(私は両方好きですが・・)


生兵法は大怪我の元

でも、特に初心者の方や知識が中途半端な方が、

安易にバフェットを真似ようとすると、

大抵は、この二面性。

特に対マスコミ向けといいますか、

世間が作り上げたイメージの方のバフェットにひっかかります。


よくある失敗

「バフェット流投資家」のよくある失敗談としては・・・

〇「バフェット銘柄」に振り回される

〇本来、短期投資すべきの対象を、バフェットの名言を掲げて(引きずられて)長期保有する。

〇上辺だけの企業分析して本質的価値も安全域も正確にわからぬまま

「割安」と判断して投資するも、

実は(無意識に)チャートや直近の株価でアンカリングに基づいて投資判断してたり。(松井状態)

〇バフェットの投資手法がとても簡単に見える。


まあ、これらは全て私が過去にした失敗です。

本当にお恥ずかしい限りです(笑)。

賢明な読者の皆様や若い投資家の方々には

是非同じ失敗を繰り返さないでほしいと切に願っています。


下手くそアクティブ<インデックスファンド

イメージや名言。上辺の投資手法に引きずられて、

中途半端な「まねごと」「追っかけ」

もしくは「バフェットの手法のごく一部分のさらに劣化型」といった投資手法で、

なぜ市場に勝ったり、成功すると言えるのでしょう。


中途半端なアクティブ投資よりは、

黙ってインデックスファンドに投資をする方がマシです。

誰もが簡単にバフェットの真似が出来たら苦労はしません。


バフェットと同世代の一流の投資家達も、

市場環境などの条件は違わなかったにも関わらず、

皆バフェットほど金持ちにはなれませんでした。

また、その裏では大勢の才能ある人達が道半ばで消えていきました。


市場を出し抜けるとは思わないこと。

アメリカの代表的な産業が好調を続けそうな時に、優れた銘柄を選んで買えば市場平均より値上がりが期待できると、なぜ思う?

アクティブ投資家で成功するのは、ほんの一握りだよ。


結論

バフェットの投資手法をイメージだけで、

安易になぞると松井選手や過去の私のように

苦しむことになるかもしれません。


もちろんフェットに限らず、

他の投資家、投資手法についても同様だと思います。

「生兵法は大怪我の元」

やるなら人生を賭けて、ウォール街の秀才・天才に打ち勝てるくらい徹底的に。

そうでないならインデックスファンドに投資をする事をお勧めします。


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