S&P500の予想PER

2019年の予想EPSを使った場合の

S&P500指数の予想PERは、

12月25日時点で19.7倍とやや高めとなっていました。

(1995年1月から過去25年間の平均は16.2倍)

ただ昨年末の株高の影響もあり、12月16日時点では18.1倍。

2020年の予想EPSを使うと17.9倍ほどとなっています。



投機的リターン(PERの変化の度合いについて)

バンガードの創設者ジャック・ボーグルによれば、

株式市場のリターンは二つの性質があります。

「投資リターン」当初の配当利回りと、その後の利益成長。

「投機的リターン」株価のPERの変化の度合い


投資リターンに比べ、投機的リターンの変動は大きく、

PERの増減は、リターンに著しい影響を与えることが多いとされています。

例えば、PERが10から20へと100%上昇すると、投機的リターンは年率7.2%となり、これが投資リターンに上乗せされます。


PERの平均回帰
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インデックス投資は勝者のゲーム」46ページより引用

米国市場(S&P500)のPERの変化を10年ごとに見ていくと

マイナスとなった次の10年では同程度のプラスとなるという具合に、

長期的には平均へ回帰する傾向があることがわかります。


また、米国株式市場(S&P500)において、

予想PERの上昇は、その後、10年間のリターンの低下に繋がりやすいという傾向があるとされています。



今後10年のS&P500の投資リターン

では、S&P500の予想PERが18倍だった時

次の10年のリターンはどうなるのでしょう。

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参照 みずほ証券 マーケットビュー 490号

みずほ証券のレポートによれば、

1990年11月からS&P500の予想PERと投資リターンの相関分析した結果、

S&P500指数の予想PERが18.1倍だった時、

次の10年の投資リターンは年率3.5%ほどになると予想しています。


現在の低い金利、リスクフリーレート等も考慮する必要があると思いますが、

過去の平均に比べやや寂しい見通しとなっています。

あくまでも予想ですので参考までに。


ただ、最初のグラフをみてわかるように、

より長期的に見れば、

投機的リターン(PERの変化)は、トータルリターンに年率0.5%ほどしか影響を与えていないことがわかります。

長期的なトータルリターンのほとんどは、企業がもたらしたもの(投資リターン)であるという事を忘れてはいけません。

大きく上下する投機的リターンや厳しい時期に惑わされることなく、

長期的な視野で企業を保有し続けることが大切だと思います。


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