19世紀のアフリカの地図
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19世紀後半のアフリカの地図を見てみると、

北部や沿岸地域は、川など正確な情報が書かれています。

その一方で、内陸部の大半はヨーロッパ人にとって未開の土地でした。


どこに何があるか、

地理も歴史も、文化や人口もわからないにも関わらず、

1884年ベルリンにて、英国・フランス・ドイツ等は、

机の上の地図を頼りに

アフリカ大陸をどう分けるか決めました。


その後、内陸に入り込むにつれ、

地図に引いた線が、アフリカ大陸の実情に即していない事に気づきましたが、

ヨーロッパ諸国はそのまま植民地支配を続け、

アフリカ諸国が独立した現在に至るまで、多くの問題を残すこととなりました。



21世紀の投資家は同じ失敗をしてはいけない

当時の権力者達は、アフリカの実情ではなく、

机の上の地図をみて、判断を決め多くの問題を抱えました。

自分たちが「知らない事がある」という事に気づかなかったことに加え、

自分達の「都合」の方に「現実」を合わせたのです。


画面の中の財務諸表やチャート、ニュースをみて、

良く見える沿岸部ばかりみて、知らない内陸部の事を見落としている方はいないでしょうか?

また自分の「都合やストーリー」に「現実」を合わせていないでしょうか?


物事をわからないまま投資をすると、難しい問題を抱える可能性があります。

また、「現実」は「自分の都合」に合わせてはくれません。



初心者が成長するに連れて忘れてしまう事

バフェットもピーターリンチも、グレアムもフィッシャーも

投資先を調査しに、企業に実際に足を運び、経営陣と話し、企業の文化や帳簿に載っていない(過小評価されている)資本・資産・在庫までを調べ尽くしました。

もちろん、現在の多くのプロやアナリスト等も同様です。


当たり前の事ですが、ネットの情報だけで企業の全てを知る事はできません。

特に、初心者の方は

企業やチャートの分析の手法を覚え、使えるようになると、

また企業をリサーチして知識を増やし、ニュースなどを追って情報を増やしていると

自分がすごく賢く、物事を知っているかのように感じたりもしますが、

プロ(市場)や先輩の投資家達はすでに「それ」は通過しているのです。


特に米国株の場合は、情報が公表されて、日本語に翻訳されている時点で、

情報の下流にいることを思い出さなくてはいけません。


まとめ

私は学ぶことや成長する事、挑戦を愚かだとは思いません。

むしろ必要な事、尊い事だと思います。

でも、理論や理屈を覚えるにつれて、視野が狭くなったり、

学んだ事を過大評価し、現実を過小評価するようになってはいけません。

謙虚な姿勢や広い視野は忘れてはいけないと思います。


でも、そこまで難しく考えたり、恐がる必要はありません。

幸いにも、日本のほぼ全ての個人投資家には、

市場平均と同じくらいのリターンを得る「機会」はあたえられています。

各々どういう選択(手法)をするにしても、

19世紀の欧州のとても賢い人々と同じ失敗をしないよう心がけながら、

投資を続けていきたいものです。



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