ゼネラルダイナミクス(GD)

ぜレラルダイナミクスは米国の大手軍需企業です。

1899年創業とその歴史は古く(現在の社名へは1952年に変更)

「バルカン砲」や「F-16」、世界初の「原子力潜水艦」を建造したことでも知られています。

現在の主要事業は、軍事用車両・造船・航空宇宙・情報機器・分析などです。


投資家視点で言えば

S&P500指数 採用銘柄(資本財セクター)

連続増配27年の配当貴族

〇日本株でカバーすることが難しい分野において世界有数の企業

〇地政学リスク、戦争・有事の際に(防衛関連銘柄)

といった視点から注目されることがあります。



GDは旧バフェット銘柄

そして意外に知られていないのが、

ゼネラルダイナミクスは、旧バフェット銘柄ということです。

ウォーレン・バフェットは、1992年7月までに、

ゼネラルダイナミクスの株を430万株取得しています。


確かに割安だったけど・・・

1990年ベルリンの壁崩壊以降、

冷戦終結と防衛予算縮小による業界再編成のあおりをうけ、

確かに、ゼネラルダイナミクスの株価は割安となっていました。

(今で例えると、米中問題の最も煽りをうけている産業の、下落中の株に資金を投じるというイメージでしょうか?)


バフェット「流」投資家はGDに手を出せたのか?

〇不道徳企業であり、元々バフェットが好まない産業である。

〇事業内容は複雑(シンプルでわかりやすくはない)

〇研究・開発・他社との競争に巨額の予算が必要。

〇過去の事業実績は安定していない

〇売上高利益率・自己資本比率等も平均以下。

〇売上の9割が政府との契約だったが、予算は縮小していく見通しだった。(将来のキャッシュフローは不透明)

などなど・・・・

一般的に言われている

「バフェットの投資原則」「バフェット流投資術」などと似ても似つかないのが、

この当時のゼネラルダイナミクスとなっています。



実は、短期投資(鞘取り)目的で投資をしたバフェット。

前年の1991年夏まで、

バフェットはゼネラルダイナミクスに興味がなかったといいます。

「ゼネラルダイナミクスの案件はラッキーだった。」

「30%の株式を買い戻すという発表を聞いて、

鞘取りのチャンスだと思い買い始め、

多少利益を得たら売るつもりだった

その後、バフェットは計画を変更し、

鞘取りで終わらせず長期保有に切り替えました。


はたして結果は・・・


1991年1月にゼネラルダイナミクスに1ドル投資をした場合
00
グラフは「破天荒な経営者たち」より引用

1991年1月から2008年6月までの

ゼネラルダイナミクスの配当込のトータルリターンを表したグラフです。

バフェットの投資した時期と少し異なりますが、

バフェットがとても儲けたということは一目でわかると思います。


バフェットにまつわる誤解

バフェットは意外と短期(1~2年以下)投資や裁定取引なども活用して

利ザヤを狙っているというのは以前もブログで何度か紹介しました。

参考 「バリュー投資を極めてもバフェットにはなれない。


普通株式(バリュー銘柄)への長期投資以外にも

優先株や変換社債、米国外の株式など

あらゆる手段を講じて利益を出してきます。

参考 「クラフトハインツ「年間配当9%」の優先株について


本当のバフェット流投資は・・・難しい


よくバフェット流投資の本や解説などでは、

一見シンプルで、簡単そうな事が書いていますが、

それ(大型優良企業への長期バリュー投資など)が

バフェットの全てというわけはありません。


また、企業の現在~将来の「価値」を計るのはプロでも難しく、

「株価」に比べて「企業の価値」が割安なのかどうかは

素人が本を数冊読んで、もしくはネット記事をいくつかみて、

明日からすぐにマスターできるというような代物でもありません。

世界一の投資家バフェットですら時々見誤るくらいです。



初心者は安易にバフェットの真似をしてはいけない!

バリュー投資家の方やバフェットを否定しているのではありません。

(むしろ大好きです)


ただ、初心者の方は、安易に上辺だけを見て、

バフェットや他の投資家の真似をするのは危ないんじゃないかな

と思ったりもします。

(しっかりと本質やリスクまで理解した上で真似をするならいいと思うのですが大抵は・・・)


また「バフェット銘柄」を追っかるのも、ハインツやIBMのように

途中ではじごをはずされることも普通にあるので、

あまりおすすめはできません。


「初心者はインデックス投資からはじめよう」

これから投資を始める方や初心者の方は

安易にバフェットの手法を学んだり、まねするより、

まずは、素直に「全世界株式(VTなど)」や「S&P500」のように

優良な株式市場全体に投資をするような、

インデックスファンドを利用することをお勧めします


バフェットに憧れて、

勉強すればするほど、知れば知るほど遠く感じる今日この頃。

私のような普通の兼業個人投資家にも、

簡単に「市場平均並みのリターンを得られる方法がある」という事に感謝しつつ

バンガードS&P500ETF(VOO)に投資を続けようと思います。


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