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ウォーレンバフェットが投資を学んだ教科書

とある投資相談を受けまして、思う事があり、

証券分析 【1934年版第1版】」を読み返していました。

この本はウォーレンバフェットの師匠、ベンジャミングレアムが書き上げた歴史的名著として知られており、後の多くの伝説的な投資家に影響を与えた本として知られています。

ウォーレンバフェットもこの本を何度も繰り返し読み、書いたグレアムより詳しくなったと言います。


「恐るべき証券分析」

帰宅して気づくともう二時間、

相談もブログそっちのけで証券分析を読み進めてしまいました。(恐るべし)

久しぶりに読みましたが、やはりおもしろいですね。

1929年10月24日「暗黒の木曜日」以降、ダウ平均は380ドルから1932年には約40ドルにまで下落。

その傷が癒えないうちに発売された「証券分析」からは、当時の空気が感じられ勉強になります。



「株式市場に勝つ」

証券分析の中に「株式市場に勝つ」という一節があります。



それを実現するには、一般大衆とは逆に行動する強い意志と

ときに何年もチャンスを待ち続ける忍耐強さが必要である。


グレアムやバフェット、バリュー投資といえばこの「原則」ですよね。

しかし、株式市場で成功するには、この単純な原則をきわめて複雑にしている、その他の要因も考えなければならないとグレアムは言います。



一般投資家がこうした「安きを買って高きを売る」という全く単純な投資原則のチャンスを、

常にうまくとらえられるかどうかはかなり疑問である。


「サイクルは予想できない」

例えば、証券分析の発売される前の1921年~1933年の大恐慌前後の長期サイクルで言えば、

1925年末に株を売却した後、1926~1930年は投資を休み、1931年に買いに出るというのが一般投資家の望ましいパターンでした。

しかし、これを現実に実行できた一般投資家は当時何人いたのでしょうか?



株式市場が間違うのは、今の動きがこれからも続く、または少なくともしばらくは続くことを前提にしているからである。

相場の振り子が突然反対方向に向かう事も少なくない。


個別銘柄は、株式市場全体よりも更に大きく変化する事も珍しくないとグレアムは言います。


株式投資に「時間」も「知識」も「体力」も「情熱」も、人生のほぼすべてを注ぎ込めるというような
個人投資家の方は別ですが・・・

普通に生活をしながら、資産運用をしている一般的な個人投資家の方でしたら、

サイクルやタイミングを利用して「市場に勝とう」とするのはとても難しい事だと私は思います。

(85年も前に書かれた投資本にも、そう書いてあるくらいです)



現代の一般的な投資家の「アドバンテージ」

幸いにも、1934年と違い、

今は一般の投資家でも市場全体に簡単に分散投資ができるインデックスファンドがあります。

これを使えば「市場に勝つ」とまではいきませんが、市場全体が生み出した利益の分け前を適切に、簡単に貰う事が可能です。


また、売買手数料もとても低くなりました。

ネットを使えば簡単にどこからでも投資をすることが出来ます。

一般投資家の投資環境は、現代の方が、間違いなく良くなっています。


「温故知新」

ただ「歴史は繰り返さないが韻を踏む」とも言います。

当時(大恐慌時代の)一般投資家のようにならないよう、

先人達の経験や、残した知恵・教訓などを学びながら、

これからも投資を続けていきたいと思います。


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本当にいい時代になりましたね。

もし私のように紙の本に強いこだわりを持っているというような方でなければ、

お得なkindle版に目を通してみてもいいかもしれません。

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