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米国株式市場のサイクルについて

昨日「米国株式市場には10年間投資をしてもパッとしなかった時期もある」という記事を書きました。

今日はもう少し踏み込んで、米国株式の市場のサイクルについて見ていきたいと思います。


画像は1962年9月から1974年までのS&P500指数チャートです。

この12年の間には、3度も投資家の心理が振り子のように、

楽観と悲観の間で大きく揺れ動くこととなりました。


長期的に米国株式市場は、右肩上がりの成績を収めてきましたが、

毎年毎年一本調子で、年率6%づつ上がっていったのではなく、

素晴らしい状態と、絶望的な状態の間で行ったり来たりしながら、成長してきました。


また、チャートを見てわかるように、

平均的、普通といいましょうか、投資家にとって温暖で居心地のいいといえる状態は短く、

「すごくいい方向」から「すごく悪い方へ」、「すごく悪い方から急に上昇する」といった具合に

米国株式市場のサイクルの振り子は片方から、もう片方へ一気に動くことがわかります。





S&P500指数とサイクル     

では、S&P500指数はあまり良くない指数なのか?

といえばそんなことはありません。

1962年~1974年の12年の間、

3度に渡るサイクルでS&P500指数のリターンがどうだったかというと

62~74年 3回の景気サイクル +5.3% (+4.1%)
66~74年 2回の景気サイクル +2.1% (+0.4%)
70~74年 1回の景気サイクル +2.2% (+0.3%)


()は機関投資家の平均です。

(ベッカー・セキュリティーズ 1974年機関投資家の運用評価 参照)

この報告書によれば、62~74年の12年間

機関投資家の成績の最高は4.5%、最低はー5.6%でした。

S&P500指数の強さが改めてわかる結果となっています。


62年から、3度も市場サイクルの振り子が揺れ動いたにもかかわらず、

それでも、S&P500指数は多くの機関投資家よりも良い成績を残してきました。


私はバンガードS&P500ETF(VOO)が「最もリターンを残せる投資方法」だとは申しませんが、

その他の多くの投資対象、手法や戦略よりも、

長期的には比較的マシな成績が残せるとは思っています。


市場サイクルを乗り切るには・・・

そんなS&P500指数ですが、

繰り返しになりますが、決して無敵ということはなく

最初のチャートを見てわかる通り、市場サイクルの影響はしっかりと受けます。


ですから、そうなった時に慌てないように

あらかじめ自分のリスク許容度にあった資産配分をしておくことが大切です。

そうすれば、サイクルの急な変化に慌てたり、

感情に任せて行動をしてミスをすることを防ぐことができます。


もちろん、サイクルを予測し、利用して儲けるという方法もあります。

ただ、こちらは初心者の方にはあまり向かない方法だと思います。

(個人的にはタイミングを計るような戦略はあまり好みません。)

いずれにせよ、直近のサイクルや株価に動揺し、感情に振り回されることなく、長期的な視点で冷静に投資を続けることが大切だと思います。


もし、これからの12年間、62年~74年のように市場サイクルが行ったり来たりを繰り返しても

動じることなくバンガードS&P500ETF(VOO)に投資を続けていきたいと思います。


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