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バリュー投資が儲かるのはリスクがあるから


過去米国バリュー株が、米国グロース株のリターンを上回ってきたというのはよく知られています。

1927年~2015年までの期間における米国のバリュープレミアムは年4.8%でした。

また、同期間バリュー銘柄が市場平均をアウトパフォームする確率も、

1年で63%、3年で72%、10年で86%、20年で94%

というかなり高いものでした。


「補足」バリュー株の定義はいろいろありますが、

今回のデータはBMR(簿価時価比率)によるものです。

BMR比率が最も高い30%をバリュー株、低い30%をグロース株と定義し、

分析した結果はこうなりましたというものです。

あくまで割安株について分析したものであり、ディフェンシブ銘柄と混同しないようにご注意を



バリュープレミアムの理由

バリュープレミアムの原因については、大きく分けて

〇リスクに基づくもの
〇投資家の行動に基づくもの

というものがありますが、どちらもその根拠となる証拠があります。

例えば、ナイ・フー・チェンの「リスク&リターン of バリューストックス」という論文では

バリュー企業の3つのストレス指標(減配、高い負債比率、利益の標準偏差)を検証しています。

論文の結論

バリュー株が安いのは、当該企業が苦境にあり、レバレッジが高く、利益のリスクが大きい傾向にある。

よってバリュー投資家が直面するリスク(変動値ではない方の)が大きいゆえにリターンはより高いものとなる

というものでした。

この他にもバリュー株、バリュープレミアムはリスクに基づいて説明できると結論づける論文は他にも数多くあります。


投資家の行動に基づく方も同様で

楽観論、アンカリング、認証バイアスといった誤りが、投資家に自らの意見に反する情報を過小評価させたり、無視させているとピオトロスキーとエリック・ソウは結論付けています。

馴染みのある人気のグロース株の方が、馴染みのないバリュー株よりも親近感がある。「投資家は親近感と安心を混同している」という、ジョセフ・ラコニショフのおもしろい論文もあります。


まとめ

誤解しないで欲しいのは、バリュー株が悪いというのではなく、

(むしろどちらかというと私はバリュー株が好きです)

リスクがあるからリターンも大きいということを覚えておくといいかもしれません。

もちろん、バフェットくらいの分析眼があれば、その中でも安全域をもつ良い銘柄をピンポイントで選ぶことができるのでしょうが。

米国の割安に放置されている安全な、企業を見つけたり、分析し続けるのは、

ちょっと私には難しすぎるようです。

私は無理にバリュープレミアムを狙わずに、

今後もバンガードS&P500ETF(VOO)へ投資を続けようと思います。


P.S

米国株式(S&P500)のみに投資をすることも同様にリスクを伴います。

決して最高だとか、万能だとかいうつもりもないですし、

絶対儲かるといった保証ももちろんありません。

ですので、リスクを許容できない方は無理せずに、

(米国を含む)全世界株式投資や違うアセットなどへも分散投資をする事を私はお勧めします。

リスクとリターンのトレードオフとは良くいいますが、

結局は自分に合ったバランスで投資するのが1番だと思います。


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