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米国金融機関の役割の変化


1950年代の米国の経済の基礎は、それまでの100年間同様製造業が握っていました。

一方金融機関は小さい部分を占めていただけで、

その主な役割も、銀行預金のようなまだ使われていない資産を、生産活動に振り向け、経済に対して貢献することでした。

また、今と違って銀行は大きく規制されていました。


米国の製造業と金融業のGDPに対する割合

1950 製造業 28%  金融業 11%
2010 製造業 11%  金融業 21%


おもしろい例として、

ダウを代表する企業だった、GEは当時主に製造業を営んでいました。

その後、1980年代になると、多くの利益を金融で得るようになっていきます。

リーマンショク前後では半分近くの利益を金融部門から得ており、米国経済と同様に金融化が進んでいました。


ノーム・チョムスキーの苦言

ノーム・チョムスキーはこのような米国経済の金融化に苦言を呈しており、

ニューディール政策が行われている間は、たった一つの金融危機すらなかった。

金融機関の危険な投資(投機)は一般市民を傷つける 

と述べています。


米国経済の金融化と製造業の海外移転の問題は、未だ議論がなされています。

論文がいくつも必要となる問題なので、今回のブログでは簡単に触れるだけとします。





アスペン研究所の声明

2009年に発表された、アスペン研究所の興味深い声明があります。

「短期利益だけを追い求める活動が、アメリカの自由主義の土台だった企業への信頼を破壊してしまった。それこそが、つまるところ我々の経済の土台だったのに・・・」

この声明には、ウォーレンバフェット、ジャックボーグルなど28人の著名な投資家、経営者が署名していました。


短期の利益を追い求めたあげく、企業への信頼の破壊してしまうという意味では、

かんほ〇生命や、レオハ〇レスなど我が国の企業も負けてはいないのですが・・・

ここで張り合ってもね・・・。


まとめ

日本の一個人投資家に、米国経済の金融化の流れなどを解決することはまずできないでしょう。

でも日本の普通の個人投資家の目的は、米国の経済の問題を解決することではなく、

これらの問題をどう投資に利用して、

どう利益をあげるか、どうしたら自分の資産を増やせるかを考える事だと思います。


先程紹介した(金融機関にも苦言を呈する)非常にいい声明に署名していた、

ウォーレンバフェットも、現在多くの金融機関にしっかりと投資をしています。


私は先程の声明から、「NY証券取引所における、株式の平均保有期間は1990年は26ヵ月だったのが、2009年には9カ月未満まで短くなった」ということを学びました。

長期投資の難しさを知るとともに、自らは長期投資を継続しようという意思を、改めて強くもつ事ができました。


情報を知る事や問題について議論することも、もちろん大切ですが

投資家なら、その情報をどうすれば利益に繋げることができるのか、

どうすれば自分の投資に活かせるのかを、常日頃から考える事が大切だと思います。



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