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ふと、思い出した1冊の本

昨今の〇んぽ生命など、日本企業のあまりよくないニュースを見ていて、

ふと手に取った一冊がありました。

ジャック・ボーグル著 

「波乱の時代の幸福論 マネー・ビジネス、人生の「足る」を知る」です。


ジョン・C・ボーグル氏は私が最も好きな投資家です。

私はバンガードグループの創設者、ジャック・ボーグル氏が大好きで、

私の投資手法や理論、考え方などは彼の影響によるものが非常に大きいです。

この本には、マネー・人生・ビジネスなどに対しての、

ボーグル氏の幅広い価値観、考え方が記されています。

先日久々に読み返したのですが、中でも「組織」について述べられている章に

なぜか(今回も)胸を惹かれるものがありました。


備忘録として・・・

簡単にまとめたので、備忘録としてここに残しておこうと思います。

大切だと思った所は、できるだけ残したつもりですが、

省略した部分、箇条書きにした部分、などなど多々あります。

気になった方は是非、原文をお読みください。

前にも少し語ったことがあると思います。

一部内容が被っていると思いますがご容赦下さい。



1.「思いやり」を組織の糧に

①組織の上から下まで全員がお互いを尊重する事。
②キャリアの向上、組織への参加、イノベーションを生み出す機会を与える事。

以下、その他大切な事

〇効率の良い魅力的な労働環境
〇有意義なコミュニケーションを持つ
〇公正な報酬を支払う




これらは20年以上たった今、一つでも変えるかと問われればノーと答える。

組織から影響を受ける全ての人々が、その組織に対して、心から思いやりを持てるかどうかが成功のカギだと信じている。

同書より、一部引用

2.「従業員」という言葉をなくす

「従業員」ではなく、船にあやかって「クルー・メンバー」という言葉を使うことにした。

「補足」バンガードの社名は、イギリス海軍のネルソン卿の期間「バンガード」から名付けれてています。

「クルー・メンバー」という言葉には、やる気を持って懸命に力を尽くす、組織を「思いやれる」人間と言うイメージがあった。

「従業員」には「チームワーク」や「協調」というよりも、やる事だけを黙々とこなし給料と受け取る、どこか機械仕掛けのような響きを感じる。

鎖が切れる時には一番弱い箇所で切れる。互いに支え合える、仲間と手を携えていける組織を率いたい。


3.高い規範と価値観を定める

バンガードのクルー・メンバーに求めるもの

「常務遂行のためのスキル、新しいものを生み出す想像力、作り出したものへの誠実さ、みずから定めた目標に対する判断力、危機を乗り越えられる勇気、逆境でのユーモア」

1980年 バンガード資産残高30億ドルを達成した記念式典より

企業の価値観の中心に、「人間」を据える。

顧客にはそれぞれの希望や不安や資産形成の目標があり、顧客を現実に生きている人間として扱うことが大切。自分の資産を扱うように。顧客に対する共感を持って誠実に公正な取引を行う。

顧客へサービスを提供するために協力してくれる人たちのことも忘れない。

こうした価値感がマニュアルに書かれたことは一度もなく、シンプルな1つのルールに集約している。


「正しいことをせよ。正しいかどうかわからなければ上司に尋ねよ」

高い倫理性こそがよいビジネスを生む。公正なやり方こそが最後に理をもたらす。

(日本の多くの企業に聞かせたい)

4.いうべきことをいうー価値観を繰り返す

リーダーには「徳」が必要。

リーダーとは「信念に基づいて構成された大義に向かって事業をはじめ、それを統率する人」

共に旅する人々を励まし、説得する力が必要。ふさわしい言葉を見いだすことが重要。


5.やるべきことをやるー言葉より行動が響く

マネージャーだろうとリーダーだろうと、

やるべきことをやらずに「言うべきことを言う」のでは間違いなく自滅に追いやられる。

何を説くときであっても、まずは自分が行動するということが一番大切。

信頼してほしいなら、信頼に値する存在となり、一生懸命働いてほしいのなら自分が一生懸命働くこと。

やるべきことのもう一つの意味。

もし管理職なら、いつも自分の席に座っていたのではダメ。会議室にいりびたってはいけない。

会社内や部署やグループを歩き回り、働いている人達(郵便の仕分けをする人、警備員、プログラマー、会計係、マネージャーなど)に会う事だ。

日々の業務はその人達の仕事ぶりにかかっている。


以上1~5まで簡単にまとめました。


まずは前半部分のみの紹介でしたが、

正直な所、私の働く会社では、この1~5のルールが常に実行されているとは言い難いなあと思いました。

組織としてではなく、個人としても反省させられる所がありました。

もし「うちの会社はこんなルールが全て(ほとんど)実現できているよ」という方はおめでとうございます。素晴らしい!

「企業は人なり」といいますが、ボーグル氏のクルーや人を大切にする姿勢には本当に頭が下がりますね。



資産を預ける運用会社の企業文化は大切

最近は楽天バンガードシリーズなどの登場もあり、日本人投資家の方にも「バンガード社」の名前が広く知られるようになりました。

自分の資金を長期間に渡って預けることになる会社が、

どんな理念・信念・文化を持っているか、

要は、どんな運用会社なのかを知る事は、非常に大切な事だと私は思います。

(割と初心者の方には見落とされがちだと思います)

チャールズエリスも「ファンドマネージャーはコロコロ変わるが、運用会社の企業文化はなかなか変わらない」つまり運用する会社の文化が大切と言っていました。

私はバンガード社の真の意味で顧客を大切にしてくれる企業文化や哲学、

そしてそれを実現するために日々働いているバンガードのクルーの方々が大好きです。とても感謝しています。

バンガード社はこれから何十年もお金を預け、任せるのに十分足る(というか世界一の)組織だと確信しています。

私は今後もバンガード社のインデックスファンドに投資を続けようと思います。


今回のオチとお約束!


現在のファンド業界は、これとまるで正反対だ。

そこにはサイズ(規模)とかスタイルだとか、投資の世界というよりは、ファッション業界で使われるような用語が飛び交っている。

だから第四の夢では、ステージを歩くファッションモデルのような投資手法をなくしたい。

組織論を語る章の、ほんの4ページほど前に、こんな夢をボーグル氏は残していました。

えっと・・・・

最近、私はこれら投資手法の片棒を、おもいきり担ぐような記事を乱発していましたね。

すごく反省しています。

ボーグルさん、本当に申し訳ありませんでした。

(バンガード社のETFの紹介なので許してください)


天国のボーグル氏に怒られないように、

私自身、今後もブレることなくS&P500ETF(VOO)に長期投資をしていこうと思います。

ボーグル氏がいうように、

これからも、口だけでなく、やるべきことをやっていきたいと思います。


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ボーグル氏の著した本。入門書としておすすめの1冊