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トレンドをフォローする戦略


投資戦略の一つとしてトレンドをフォローする戦略があります。

長期的に、また世界中の市場で「市場は大抵の場合(何らかの)トレンドを示す傾向がある」とされており、

投資家の行動上のバイアス・政府や中央銀行の介入・ヘッジ需要などにより、ある程度説明がつくとされています。

この戦略に関しては多くの研究や検証がなされており、「トレンドフォロー戦略は歴史的に優れたパフォーマンスをあげてきた」と結論づけている研究者や論文もあります。


金融危機後のトレンドはフォロー不可能?

一方で、トレンドをフォローする戦略のパフォ―マンスは、

世界的な金融危機後、平均約4年間ほど振るわなくなる傾向にある。

という検証があるのをご存知でしょうか?

参照 マーク・ハチンソンとジョン・オブライエンの論文「Is This time different? Trend following and Financial Crisis」 

簡単にいうと、金融危機が起きた後は、リターンの予測能力が大幅に低下するため、トレンドフォローからリターンを生み出す機会が減少するというものです。



平常時と金融危機時のパフォーマンスの比較

彼等は1921年~2013年6月までの間、21のコモディティ、13の国債、21の株価指数、9の為替レートを対象に調査しました。

その結果、トレンドフォロー戦略の危機時のパフォーマンスと平常時のパフォーマンスを比較した場合

危機の発生から

最初の24カ月の平均リターンは4.0%。正常時のリターン(13.6%)の1/3以下となる。

48か月後のパフォーマンスは6.0%。正常時のリターン(14.9%)の1/2以下となる。

ということがわかりました。

始日は株式市場が最高値を付けた翌月、危機がいつ終わったとするかは、判断が難しいため無理に定義せず、24か月後と48か月後に設定したとのことです。

感想

トレンドをフォーローする戦略は平時において、上手く行えば市場平均を上回ることができる戦略かもしれません。

しかしながら、金融危機時は(他の多くの戦略同様)機能しなくなる可能性が高いということに注意しなくてはいけません。

先程の研究をした両名は「これらの類いの戦略は危機時にはかなり脆弱」としています。

私はこれらの戦略を否定するつもりはありませんが、暴落がいつくるかわからない以上、これらの戦略を試みる時は、よく注意をして行わなければならないと思います。


残念ながら私には、トレンドをフォローし続けたり、暴落を予測する能力に欠けているため

素直にバンガードS&P500ETF(VOO)投資を続けようと思います。


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