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投資家にとって本当のリスクとは


リスクとは将来重要な買い物や支払いをしたいと思った時に、十分な現金を持ち合わせていないという確率である。 

ロバート・ジェフリー A New Paradigm for Portfolio Riskより


投資においてリスクとは、価格の(大幅な)変動を表します。

しかし、ロバート・ジェフリーは、個人投資家にとって、本当の意味でのリスクとは、投資家本人が将来金銭的に困難な状況(債務不履行)に直面することだと述べています。


真のリスクは将来必要となるお金が足りなくなる事

(投資家のポートフォリオは現金ではないので)

買い物をしたり借金を返そうと思えば、現金が必要となります。

投資家にとって最大のリスクは、投資期間中や保有期間終了後に、生活や支払いに充てる必要な現金が不足するという事という彼の主張は全く持ってそのとおりだと思います。

例えば、年金基金の場合も、将来の給付金が不足するのが本当のリスクであり、運用資産の多少の変動自体は許容できることだと思います。



ポートフォリオのリスクを計るときに大切な事


ロバート・ジェフリーは「ポートフォリオの現金化の容易さ」と「将来自分自身が必要とするキャッシュフローとポートフォリオの生み出すキャッシュフロー等の整合性」が大切だと言います。

現金化については、流動性だけではなく、変動幅も換金のしやすさに直結します。

また、最初に述べた通り変動幅だけでなく、

投資家自身の将来的なキャッシュのニーズや必要とするタイミング、それらの予測可能性(コントロール可能なものと不可能なものがある)などが、ポートフォリオの許容するリスクを決める際に重要だと思います。

一見当たり前のことのように思いますが、

「変動幅=リスク」と知ったばかりの初心者の方や若い投資家の方が、効率性(期待リターンや標準偏差)などを非常に気にして、とてもよく勉強して理論的なポートフォリオを構築しているはよくみかけます。

でも、将来(投資期間中と期間後の)自分の必要とするキャッシュやキャッシュフローについてのリスクに対する真剣な考察はあまり見かけません。

もちろん、書いてないだけでしっかり考察しているかたもいると思います。また多少プライベートな内容なので書きずらいこともあると思います。(私もそうです)

その一方で「何歳までに目標〇〇円・変動は耐える。」くらいで、本当にリスクに対する考察が終わってしまっていそうな方も、ごくまれに見かけます。

結論

リターンと変動幅の間に相関関係があるのは、過去の研究などからもほとんど正しいと思います。

通常、リスクの指標として使われる「変動幅」は投資やポートフォリオにおいて確かに重要な要素なのですが、変動幅「だけ」がリスクとは言い切れません。

将来必要な支払いのためのキャッシュが足りなくなるという危険性も(実は最も気をつけなければならない)リスクの一つであり、合わせて考慮すべきものだと思います。


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