投資には本当にたくさんの選択肢があります。

全世界株式ETF、VTに採用されている銘柄数は8000を超えでいます。

全世界債券etf(BNDW)で約15000銘柄、米国社債ETF(VTC)には約5000の銘柄が採用されてます。

不動産などの他の資産や、レバレッジや空売りなどの様々な手法も合わせると、

世界には本当にたくさんの投資対象、投資の選択肢があります。


合理的期待と制約付き最適化

経済学には、人は自分にとって最適な行動を選択する(合理的期待に基づいて選択する)という考え方があります。

ただ、現実に普通の人が直面する最適化問題は、非常に難しいもので、

解答を導き出すのはまず困難だと私は思います。


例えば、朝ごはんにも様々な選択肢があります。

私は朝しっかりと食べないと動けない派なので、割と毎朝しっかりと食べます。

ご飯、パン、麺、シリアル、肉、魚、野菜、卵、果物・・・

その日の気分とお腹の調子に合わせて、いろいろな選択肢の中から選びます。

もちろん中には食べない派の人もいるでしょう。

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制約付き最適化の難しさ。

せっかくの日曜日です。

今週のご機嫌な朝飯のために、下ジャス(下田のジャスコ)に食料品を買いに行くとします。

予算は1万円。

私達はこの制約の中で、将来の自分のために最適な解答を探さなくてはなりません。

下ジャスで買える食品は何百、何千種類もあり、

一週間後の自分の体調や予定、気分などの未来の不確実も考慮しなくてはいけません。

予算内で組み合わせを考えた場合、選択肢は何百万通り、もしくはそれ以上かもしれません。

この全ての選択肢を吟味して、最高(ベスト)の組み合わせを選択する事は、普通の人に果たして可能なのでしょうか?

選択の好みは人によって変わる事も

その食品の味や栄養などの「本質的な価値」が重要かもしれませんし「割安かどうか」や「サイズ」「どこの地域か」を気にする人もいるでしょう。

テレビで特集されたなどのトレンドや最近値上がりしているなどテクニカル的な要因もあるでしょう。

クレジットカードを使ってレバレッジを効かせたくなるかもしれませんね。

株式の将来の予測は食品選びより難しい

これらの選択を全てを考慮して、

自分には常に最高の答えが導き出せるという主張を押し通すのは、普通の人間には少し無理があると私は思います。

来週一週間のポートフォリオを組むことでさえも、真剣に取り組み最適化を図ろうとするととても難しいと思います。

この場合、購入した食品に関しては、将来の自分にどのようなリターンをもたらすかだいたい予想がつきますのでまだ選択が容易かもしれません。(夏場のカキなど一部食品は除きますが)

これが企業となると将来のリターンの予想すらままならなくなり、より最適化は難しくなります。




まとめ

長くなりましたのでまとめます。

制限付き最適化は簡単なようで、実は非常に難しく、

ともすれば自信過剰やバイアスにおちいりやすく、後々大きなミスを招くかもしれません。

自分が知らないことや、まだ考慮したことがない選択肢が

世の中にたくさんあるということは忘れないようにしましょう。

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例えば、もしかしたら、下ジャスより「日本最大級の八戸の朝市」にいった方がご機嫌な朝ごはんにありつけるかもしれません。

その一方で、本当に「全て」の選択肢の中から将来最適な判断を考慮し続ければ、それだけで一日終わってしまいそうですし、何より疲れてしまいます。

更に、そこまでして出した答えですら、未来の不確実性の前では、

結果的にどうなるのか、つまりベストな選択肢だったかどうかは、時間が経ちその時になるまで誰にもわからないのです。

VOOはベストではないかもしれない。けれども・・・


ですので私はある程度正解なら、大きく間違っていなければOKだと思って

バンガーS&P500ETF(VOO)に投資をしています。

「VOOがベストだ」と、私には残念ながら言い切る事はできません。

ですが、私が知り得る資産の中では

長期的には適切に(無理のない範囲で)資産を配分し続けている限りは

そこまで大きく間違えることは、ほとんどないだろうと思っています。


新しい知識を得て学び、将来の最適化を目指すことは大切です。

しかし、その難しさや人間(自分自身)の限界も忘れてはいけません。


私は次の木曜日の朝食のベストの選択肢すらわかりません(笑)。

(ただ冷蔵庫にいろいろ食材がありますので、大きく間違えはしないでしょう)

ですので、ある程度の所で余裕をもたせ、時には(良い意味で)妥協しながら

上手くバランスをとりつつ、投資を続けることが大切だと思います。


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