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ロバート・ロベットの研究


世紀初頭に、人気のある(米国)株式をそれぞれ100株購入した投資家は、

1936年終わりまでに資産を約29万5000ドルから18万ドルにまで減らしてしまった。

Gilt-Edged Insecurity より引用


この記事を読むと、1930年代の投資家達が、

株式市場についてどれほど否定的に見ていたかがわかります。

読者は「安全」「保証」という言葉を、債券や株式に当てはめる事のバカバカしさについて、よく考えるべきである。

とロバートは主張しています。


時代錯誤の主張なのか?

ロバートの主張は、大暴落後の停滞した市場の中で生まれたものであり、

今の時代に合わないものと考える方もいるかもしれません。

しかしながら、彼の戒めは現代でも、当てはまるところがあると私は思います。


ロバートの主張をいくつか簡単に紹介します。


①企業は、いともたやすく、頻繁に倒産する。

②すべてがバラ色に見えたときこそ、気をつけるべきである。

③あなた方は「保証」ではなく、リスクを買っているのである。

④政府は企業と同じくらい約束を反故にするものである。

⑤ずっと保有し続けるに値する投資など存在しない。


(⑤に関しては思う所もありますが・・・)

②、③あたりは最近「積立NISA」や「イデコ」を始めた、

初心者の方には是非覚えておいて欲しい言葉です。


また、①、④は忘れられがちですが(また表現も多少大げさですが)、

事実として十分にありえるリスクなので、備えておくことが大切だと思います。


ロバートの①~④の主張に関しては、調子がいい時期ほど思い出して欲しい言葉です。



今回のオチ

実は、この主張が発表される数年前、

1932年は小型株に投資をする最高のチャンスでした。

というのも米国小型株式市場は(1928年11月を基準とした場合)

1929年12月末 ー54%
1930年12月末 -38%
1931年12月末 -50%
1932年6月末   -32%

と、4年に渡る大幅な下落を経て、1928年ピーク時の約10分の1の株価で売られていました。

この時に米国小型株式市場に投資をしていれば、

20世紀末には3万倍以上の利益を得ることができました。

ピンチの中にチャンスありとはよくいったものです。

ただ、実際のところはどうでしょう。

上記のように4年に渡って、大幅に下落する株式市場のなか、果たして投資家は株を買いに迎えるのでしょうか?

投資を辞めないだけでも十分すごいと私は思います。

後付けでは何とでも言えますが、当時の投資家心理を鑑みれば、ロバート氏の主張にも、うなずける点が多々あります。


過去を学んで今後に活かそう!

温故知新といいますが、過去の暴落や論文、新聞記事などからは多くの事が学べます。

過去の株式市場が、混乱、停滞している時期に

投資家が何を思いどう行動してきたかを学び、活かすことが、

自らが同じ失敗をしないため、非常に大切だと私は思います。


ロバート氏の主張全てを正しいということではありませんが、

特に「あなた方は「保証」ではなく、リスクを買っているのである」

との主張は、

例え、S&P500(VOO)に投資をしているからといって、忘れたり、油断したりしないよう、今後も肝に命じて投資を続けていきたいと思います。


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